「地下道」と「トンネル」と「坑道」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「地下道」は、地下に設けられた通路・道路のことです。

英語では「an underground passage」「a subterranean passage」「an underpass」「a tunnel」で表されます。

「トンネル」は、鉄道・道路・水路などを通すために山腹・海底・川底・地下に造られた人工通路のことです。

「隧道」ともいいます。

英語では「a tunnel」で表されます。

「坑道」は、地下につくった通路のことです。

特に鉱山・炭山の坑内の通路を指します。

英語では「a mine gallery」「a shaft」「a pit」で表されます。

「地下道」の意味

「地下道」は、地下に設けられた通路・道路のことです。

以下のように使います。

駅の地下道を通って反対出口へ行く
地下道は暗いのでチカンに注意

<道の数え方>
地下道は「本」で数えます。

通常、道は「本」で数えます。

どこに通じているかわからない小道、山野の道、獣道などは「筋」でも数えます。

町の碁盤の目のように整備された道や通りは、「条」で数えます。

人生の進路や進むべき選択に例えた道は「つ」で数えます。

「トンネル」の意味

「トンネル」は、鉄道・道路・水路などを通すために山腹・海底・川底・地下に造られた人工通路のことです。

交通用・運水用(箱根用水など)・下水用・ケーブル用などに使用されています。

「隧道」ともいいます。

俗に、野球のエラーのうち、ゴロの球を取りそこなって股間から後方に逃がすことです。

歴史的には水路トンネルが最も古く、給水・排水・灌漑のために4000年もの昔から造られていました。

近年は、交通網が発達し、鉄道トンネル・道路トンネルが盛んに造られるようになりました。

世界的に有名なトンネルには、「英仏海峡トンネル」「サン・ゴーダル・トンネル(スイス南部)」などがあります。

以下のように使います。

トンネルを抜けると海が見えた
トンネルで落盤事故が起こった

「坑道」の意味

「坑道」は、炭鉱や鉱山の坑内につくった通路のことです。

鉱山や炭鉱で採鉱や採掘のため、機械や資材を搬出入するため、また、労働者の往復のため、さらに、通気口として作られた地下道のことです。

抗道の主な種類には、水平に堀った「水平坑道」」、斜めに掘った「斜坑道」、垂直に掘った「立坑」などがあります。

用途別に分けた場合、運搬坑道・通気坑道・人道などと呼びわけます。

以下のように使います。

坑道を掘る
坑道で落盤が起きた

「地下道」は地下に設けられた通路のこと、「トンネル」は山腹や地下を通り抜けられるように掘った通路、「坑道」は、炭鉱や鉱山などで坑内に掘った通路をいいます。

「地下道」「トンネル」「隧道・すいどう・ずいどう」「坑道」は類語です。

共通する意味は「地下などに設けられた通路」です。

「地下道」は、地下に設けられた通路のことです。

主に歩行者専用の通路をいいます。

「トンネル」と「隧道」は、山腹や地下を通り抜けられるように掘った通路をいいます。

道路や鉄道として使われます。

「トンネル」の方が一般的です。

「坑道」は、炭鉱や鉱山などで坑内に掘った通路をいいます。

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