「先送り」と「先延ばし」の違い・意味と使い方・由来や例文

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先送りは「特定のやるべきことに関して、優先順位を後にすること」。

先に別のことをやり、本来やろうと思っていたことを後に回すことを意味しています。

先延ばしは「特定のやるべきことに関して、日時を後にずらすこと」。

実際にとりかかる日時を後にすることを意味しており、その意味では先送りと大して変わらないと言えます。

「先送り」の意味

先送りとは、特定のやるべきことを後に回すことを意味しています。

優先順位を後にするという意味であり、とりあえず別のやるべきことを先にやろうとする際に使われます。

あくまでも順番を後にするという意味になるため、具体的な日時などは関係ないです。

したがって、先送りは取り掛かる順番を2番目以降にするという意味になるのです。

「先延ばし」の意味

先延ばしとは、特定のやるべきことの日時を後にずらすことです。

あくまでも日時をずらすので、優先順位を後にするとは限りません。

やるべきことのうち、最初にとりかかるとしても、それを1週間後とかにすれば先延ばしという言葉の意味には当てはまっています。

したがって、先延ばしに関しては日時がポイントになると言えるのです。

「先送り」と「先延ばし」の用法や用例

「部屋の掃除をやろうとは思っていたんだが、どうもやる気がなくなってしまい、まずは会社の仕事を片付けて、その後にやろうかなと思ったんだよね。」

「夏休みの宿題を今日こそはやろうと思ったが、いざやろうと思うと、急にやる気がなくなってしまった。

仕方ないから数日後に先延ばししようかなと思う。

いつかはやるつもりだが。」

先送りも先延ばしもやるべきことを後にずらす行為

先送りと先延ばしはともにやるべきことを後にずらすことを意味しています。

しかし、先送りが優先順位を後にするのに対して、先延ばしは日時を後にするという意味なので、その点において大きな違いがあるでしょう。

似ている言葉ではありますけど、意味の違いを知っておく必要があります。

区別自体は割としやすいと言えるはずです。

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