監禁は「身体の自由を奪ったうえで、特定の場所から外に出さないようにすること」。
家の中に閉じ込めておくようなケースが顕著と言えます。
幽閉は「特定の部屋などに閉じ込め、外に出さないようにすること」。
基本的な意味は監禁とほぼ変わりませんが、あくまでも部屋の中に閉じ込めるという状況が幽閉の本来の意味と言えます。
「監禁」の意味
監禁とは、身体の自由を奪ったうえで、特定の場所から外に出さないようにすることです。
基本的には家の中においてそういったことが行われる場合が多いです。
外に出してはいけないので、手足を縛ったりしながら、自由を奪うという状況が必要になります。
監禁に関しては、何らかの犯罪を行うために利用される手段になっている場合も少なくありません。
「幽閉」の意味
幽閉とは、特定の部屋などに閉じ込めて出さないようにすることです。
家の中というよりは、特定の部屋の中という状況です。
しかし、身体の自由を奪う必要はないので、特定の部屋の中ならば自由に動けるケースも多々あります。
監禁と非常に似た状況ではあるものの、幽閉の方が多少なりとも自由が確保されていると言えるかもしれません。
「監禁」と「幽閉」の用法や用例
「行方不明だった少女が監禁されていた家の中から保護されたらしい。
少女はこの家の中でずっと手足を縛られて生活をしていたみたいで、本当に過酷な毎日だったんだろうな。」
「犯罪を犯した子供を幽閉し、ぞの事実がバレないようにしているケースも世の中にはあるらしい。
日本の場合には、犯罪者の家族というだけでバッシングされることがあるからな。」
監禁と幽閉はかなり似ている状況を表す言葉
監禁と幽閉については、状況としてはかなり似ています。
しかし、監禁は家の中で行われ、自由を奪う状況なのに対して、幽閉は部屋の中で行われ、自由を奪う必要がないという特徴を持っています。
したがって、この2つの言葉は同じような意味として捉えられがちではありますけど、実際は微妙に異なっているので覚えておきましょう。