「心情」と「心境」の違い・意味と使い方・由来や例文

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心情は「心の中にある思いのこと」。

その時点で存在している何かしらの思いに対して心情という言葉を使います。

心境は「心の状態のこと」。

漠然と心が今どうなっているのかについて説明するときに心境という言葉を使います。

したがって、心境という言葉については、かなり抽象的な意味を含んでおり、そういった部分は注意点です。

「心情」の意味

心情とは、心の中にある思いのことです。

心の中にどういった思いを抱いているのかについて説明する際に心情という言葉を使うことになります。

ただ、現実的には自分の心の思いに関して自分で知る、確認するようなときに使う傾向にあり、他人に話したりするときには心情という言葉を使うケースはあまり多くないと言えるでしょう。

「心境」の意味

心境とは、心の状態を指しており、今自分の心がどういう状態なのかを説明する際に使われます。

心の状態というのは漠然とした表現になりますが、実際どうしても抽象的な中身になりやすいです。

また、心境については他人に対して自分の心の状態を教えるときに使うこともよくあります。

心境を語るという言い方をすることがありますから。

「心情」と「心境」の用法や用例

「あの災害のニュースを見たときの私の心情は、言葉では表現できないほどのものだったと思う。

悲しみというよりは、絶望といった表現が適当だったと思うんだよね。」

「決勝戦で負けてオリンピックで銀メダルに終わってしまったあの選手が、そのときの心境を語ったようだが、本当に悔しさがにじんでいる状況しか感じられなかったんだ。」

心情と心境の心の中についての詳細

心情と心境については、心の中についての詳細の意味を持っています。

したがって、微妙な違いはありますけど、それぞれの言葉の意味は大して変わりません。

だから、心情と心境については区別が非常に難しい言葉と言えるでしょう。

どちらも使う可能性はありますが、どちらかと言えば心情の方が使う機会は多くあるかもしれないです。

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