「肝心」と「肝要」の違い・意味と使い方・由来や例文

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肝心は「全体を見渡したときに、とりわけ大切であると言える部分のこと」。

いくつか大切な部分がある中で、そのうちの1つという言い方ができます。

肝要は「全体を見渡したときに、最も大切であると言える部分のこと」。

最も大切ということですから、1番という順位づけをすることが可能と言えるでしょう。

そこが肝心との大きな違いです。

「肝心」の意味

肝心とは、ある対象について、全体を見渡したときにとりわけ大切だと言える部分のことです。

とりわけ大切ということは、必ずしもそれが最も大切とは言い切れないのです。

大切な部分がいくつかある中で、その1つという評価になるでしょう。

したがって、肝心という言葉に関しては、そういった部分を覚えておくべきと言えます。

「肝要」の意味

肝要とは、ある対象について、全体を見渡したときに最も大切だと言える部分のことです。

最も大切ということは、それが対象の中において1番大切という言い方ができます。

他にも大切な部分があったとしても、それらと比べてさらに大切という評価ができるため、肝要に関しては序列がはっきりしている状況と言え、そこが特徴的な言葉です。

「肝心」と「肝要」の用法や用例

「受験に勝つためにはいろいろな部分を意識しないといけない。

例えば、常に冷静な判断をしていくことは試験を受けていくときには肝心と言えるはずだ。」

「スポーツにおいて、データの分析という部分は今の時代は非常に肝要と言えるはずだ。

自チームの選手、相手チームの選手など、あらゆる部分でデータを活用することが求められる。」

肝心と肝要は重要さの程度の違い

肝心と肝要は言葉がかなり似ており、どこが違うのか分からない人もいるでしょう。

実際、どちらも全体の中で大切と言える部分について表しています。

しかし、肝心は他と同じくらいに大切と言えるときに使いますが、肝要は他と比べても抜けて大切と言えるときに使います。

したがって、そういう違いを区別しておけば問題ないのです。

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