「夫」と「主人」と「旦那」と「亭主」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「夫」は、妻を持つ男のことです。

婚姻関係における男性です。

「背・せ」「夫・つま」とも呼びます。

反対語は「妻」です。

類語には、「主人」「亭主」「旦那」があります。

共通する意味は、「夫婦のうち男性の方」「男性の配偶者」のことです。

夫は「良人」とも書きます。

使い分けは以下のようになります。

「夫」は、自分の配偶者のことです。

第三者の配偶者についても言えますが、話し相手の配偶者には使いません。

「夫」「主人」が一般的によく使われます。

「主人」は、元来、上下・主従関係を表す言葉なので、自分の配偶者を表す場合避ける傾向があります。

「亭主」「旦那」は、本来は敬意をこめていう言い方ですが、自分の夫を表す場合くだけた表現になります。

話し相手の配偶者を表す場合、「主人」「亭主」には「御」をつけます。

「旦那」には「様」をつけるのが一般的です。

「主人」「亭主」「旦那」には、「一家の中心」「世帯主」の意味もあります。

「主人」の意味

「主人」は、一家の主のことです。

家や店の主のことです。

自分の仕えている人をいいます。

それらの人を貴んで言う言葉です。

また、妻が他人に対して自分の夫を指して言う言葉です。

茶事では、客をもてなす人をいいます。

類語には「主」があります。

「一家の中心」という意味です。

「主人」も、一家の生活の中心になる人を言います。

英語では、「the master of a house」です。

以下のように使います

父が一家の主人だ。

あの家の主人は役人だ。

社長自ら主人役を務める。

「旦那」の意味

「主人」は、一家の主のことです。

家や店の主のことです。

自分の仕えている人をいいます。

それらの人を貴んで言う言葉です。

また、妻が他人に対して自分の夫を指して言う言葉です。

茶事では、客をもてなす人をいいます。

類語には「主」があります。

「一家の中心」という意味です。

「主人」も、一家の生活の中心になる人を言います。

英語では、「the master of a house」です。

以下のように使います

父が一家の主人だ。

あの家の主人は役人だ。

社長自ら主人役を務める。

主人顔
主人公
主人持ち
旅館の主人。

主人に忠実な犬。

「亭主」の意味

「亭主」は、一家の主人のことです。

特に宿屋や茶店の主を表します。

妻にとっては、「夫」「良人」のことです。

茶の湯に於いて、茶事を主宰し茶席で接待する人です。

「主人」のことです。

英語では「an owner」「a proprietor」などで表します。

以下のように使います。

亭主関白
亭主持ち
亭主の好きな赤烏帽子
亭主を尻に敷く
宿の亭主

「旦那」の意味

仏教用語では、「旦那」とは布施のことです。

財物を布施する信者を呼ぶ言葉です。

施主のことです。

また、家人・召使が主人を呼ぶ言葉です。

さらに、他人の「夫・配偶者」を表す言葉です。

「旦那様」のように使い敬意を表します。

妻や妾・囲い者が「夫」を呼ぶ言葉です。

加えて、商人・芸人が得意客を呼ぶ言葉です。

目上の男性を呼ぶ言葉です。

英語では、一家の主を「Mr.名前」で表します。

また、妾の主人の場合は、「one’s patron」で表します。

呼びかけの場合は、「Sir」を使います。

以下のように使います。

旦那芸
旦那衆
旦那ぶる
若旦那
旦那様のお夕食ができました。

旦那様のお言いつけでお迎えに参りました。

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