「アイスクリーム」と「アイスキャンデー」と「ジェラート」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「アイスクリーム」は、牛乳・砂糖・卵黄などに香料を加え、混ぜあわせて柔らかくして凍らせたものを言います。

英語では「ice cream」で表します。

「アイスキャンデー」は、果汁などを項らせた棒状の氷菓子です。

「アイス」と呼ばれることもあります。

英語では「a popsicle」「an ice lolly」で表します。

「ジェラート」は、イタリア風のアイスクリーム・シャーベットのことです。

イタリア語では「gelato」で表されます。

「アイスクリーム」の意味

クリームなどの乳製品を主原料に砂糖や卵や安定剤や香料をかき混ぜて空気を含ませながら凍らせた氷菓子のことです。

厚生労働省令では、乳固形分15%、そのうち乳脂肪分8%以上の物を言い「アイスミルク」や「ラクトアイス」と区別します。

俳諧では夏の季語です。

夏目漱石の「それから」の中にもアイスクリームが登場します。

<アイスクリームの歴史>
13世紀、氷菓がマルコポーロによってヨーロッパに伝えられました。

16世紀の中頃、現在のアイスクリームの原型となる氷菓子がイタリアで創製されました。

フィレンツェのメディチ家のカトリーヌの嫁入りとともに氷菓子はフランス王宮にもたらされました。

現在のようなものになったのは、17世紀のルイ王朝時代といわれます。

ここで改良されたアイスクリームが英国に渡り、アメリカに伝わって普及し工業生産が始まりました。

当初はフルコースのアントルメとして食されました。

アントルメは、肉料理とデザートの間に食す軽い料理のことです。

現在のアントルメはほとんどが甘味のものです。

「プディング」や「ババロア」や「クレープ」などがあります。

日本では1869年(明治2年)横浜で初めて売り出されました。

「アイスキャンデー」の意味

「アイスキャンデー」は、和製英語です。

「アイスバー」とも呼ばれます。

果汁に甘味・色・香りなどをつけて凍らせた棒状の氷菓子です。

ブルーベリーやオレンジ、ストロベリーなどの果物や小豆を入れて作る場合もあります。

俳諧では夏の季語です。

棒状の物なので「本」で数えます。

英語では「a popsicle」「an ice lolly」で表します。

「Popsicle」は、米国の登録商標ですが、「アイスキャンデー」を表す名詞として一般的に使われています。

「ジェラート」の意味

「ジェラート」は、イタリア特産のアイスクリームのことです。

発祥はフィレンツェです。

シチリアではブリオッシュに挟んで食します。

新鮮な牛乳・玉子・砂糖・果物・コーヒなどを使い、添加物なしで手作りします。

空気含有率が35%未満と少ないために密度が濃く、味にコクがあります。

日本のアイスクリームが乳脂肪分8%以上なのに比べ、「ジェラート」の乳脂肪分は4~8%です。

そのため、日本の乳及び乳製品の成分規格では、「ジェラート」はアイスミルク(乳脂肪分3%~8%未満)、または、氷菓に分類されます。

近年、日本を初め世界各国で普及しています。

イタリア語では「gelato」で表されます。

「凍った」という意味です。

「アイスクリーム」は乳製品などの原料をかき混ぜて凍らせた氷菓子のことで、乳脂肪分8%以上の物、「アイスキャンデー」果汁に甘味・色・香りなどをつけて凍らせた棒状の氷菓子、「ジェラート」は、イタリア特産のアイスクリームのことで、乳脂肪分は4~8%
「アイスクリーム」は、乳製品を主原料に砂糖や卵や安定剤や香料を加え、かき混ぜて空気を含ませながら凍らせた氷菓子のことです。

乳固形分15%、そのうち乳脂肪分8%以上の物を言います。

「アイスキャンデー」は、和製英語です。

「アイスバー」とも呼ばれます。

果汁に甘味・色・香りなどをつけて凍らせた棒状の氷菓子です。

「ジェラート」は、イタリア特産のアイスクリームのことです。

乳脂肪分は4~8%です。

新鮮な牛乳・玉子・砂糖・果物・コーヒなどを使い、添加物なしで手作りします。

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