「泣く」と「鳴く」の違い・意味と使い方・使い分け

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「泣く」は悲しい、嬉しい、怒りなどの様々な感情により涙が出る事・又は目への刺激により涙が出る事を言います。

目への刺激は玉ねぎを切って涙が出る等の刺激から、何かが目に入り痛くなる等 状況によって様々です。

「鳴く」は鳥、犬、猫、野生の動物、虫などが声を出す事です。

この鳴き声は泣く事とは違い、涙は出ません。

「泣く」の意味

「泣く」とは感情、又は目への刺激により涙を流す事です。

この泣くという作用は"目の構造等の刺激を伴わずに涙器から涙が出る事を作用する複雑な分泌促進現象"と言われており 涙が出る事についても具体的な解明はなされていません。

泣き方にも種類があり 声をあげて泣く、むせび泣く、静かにすすり泣く等 名称があります。

「鳴く」の意味

「鳴く」とは、鳥、犬、猫、野生の動物、虫等が声を出す事です。

怒り等何らかの感情が伴い鳴く事はありますが 涙を流しながら泣く事はありません。

鳴く状況も色々な場合があります。

例えば敵が目の前にいる時は喧嘩をする前に自分の強さをアピールする為に威嚇として鳴きますし 敵がいる場合や何かを発見した時に仲間に知らせる為に鳴く場合もあります。

親の前や人間になついていれば甘えて鳴く事もあるでしょう。

「泣く」と「鳴く」の具体的用法

・赤ちゃんが泣く
・子供が転んで泣いた(痛み、驚き)
・腹が痛すぎて泣く(痛み)
・負けて泣く(悔しい)
・プロポーズをされて泣いてしまった(嬉しい)
・悩みが多く毎日泣いている。

涙が止まらない(辛い)
・怒り狂いながら泣く(怒り)

「鳴く」の具体的用法
・猫が威嚇して鳴いている
・鳥がピヨピヨと鳴いている
・あの鳴き声はおそらく危険を仲間に知らせているのだろう
・虫の鳴き声がする

「泣く」は人間 「鳴く」は動物

「泣く」を使うには、涙を流す事ともう1つ、対象が人間であるということがあります。

人間が感情的、もしくは物理的な理由で涙が出る事で 初めて泣くという言葉が使われるのです。

涙が出ない場合、泣く には至らず 場合によって"嘘泣き"と表現されることがあります。

また、人間には鳴くを使用しません。

そして動物の場合は泣くを使用しません。

動物には「鳴く」を使用します。

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