「管理」と「監理」の違い・意味と使い方・使い分け

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管理は「あることを正しく維持すること」。

「経営」「指導」「保守」「統制」と言い換えると分かりやすいです。

監理は「ある集団の行動を監視して管理すること」。

「監督」「監視」と言い換えると分かりやすいです。

管理は「この公園は市が管理している」「管理下に置かれる」「管理不行き届きだ」などと言い、監理は「監理技術者」「電波監理局」と使います。

管理は事務、品質、健康、会社などを正しく維持することです

管理は不具合が生じたり規則を逸脱しないように全体を把握して正しく維持することで、「品質管理」「健康管理」「工程管理」「経営管理」などと使います。

管理下に置かれた人やもの、製品、システムを法律や規則、マニュアルなどに照らして間違いがないかをチェックします。

工場、学校、病院、会社などで日常的に行われています。

監理は建築工事で設計図通りか監視する工事監理やその他の監理があります

工事監理は設計士が作ったが作った設計図通りに工事がされているかをチェックする事で、監理技術者が現場に出向いて確認をします。

監理技術者は土木、電気工事、機械器具設置などに分かれています。

現場に出向き現場監督の管理下にある現場の様子を確認し不具合があれば指摘し訂正させることが出来ます。

そのほかには「電波監理」など取り締まりの意味もあります。

現場監督が管理している建築中の建物に土木監理者が出向いた

建築は設計図に従い建てられますが、実際に作業する人達は現場監督の管理下に入り、例えば土木作業や外装、内装、電気工事などをします。

その状態を把握し指示するのは現場監督ですが、設計図通りに施工されているのかチェック出来るのは監理技術者となります。

監理技術者は資格が必要で、現場には常駐はせずに必要に応じて出向きます。

管理はあることを統括することで監理は監視し取り締まることです

管理は一般的に使用されている言葉で、全体を掌握して正しく維持をすることです。

学校や会社などでは大勢の人がいますので、決められた規則により統括をし、逸脱や乱れが生じないようにします。

また、学業を終了して卒業することや会社経営で利益が出るようにすることも管理と言えます。

「学校管理」「経営管理」「健康管理」と使います。

監理は監視してチェックし取り締まることで「工事監理」「電波監理」と使います。

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