「レッサーパンダ」と「アライグマ」、「タヌキ」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

「レッサーパンダ」と「アライグマ」、「タヌキ」は、外見の似た動物で、太いシッポにはしまがあるイメージがあるかもしれません。

しかし、タヌキのシッポにはしまがありません。

レッサーパンダとアライグマのシッポにはしまがありますが、しまの色が異なります。

レッサーパンダのしまは淡褐色と白、アライグマのしまは茶褐色と黒です。

「レッサーパンダ」の意味

レッサーパンダは、レッサーパンダ科レッサーパンダ属の動物です。

クマ科やアライグマ科に属するという説もあります。

名前に「パンダ」とつきますが、遺伝子上は近縁ではないと考えられるようになりました。

食性は雑食ですが、草食に近く、主に竹やタケノコを食べ、果物や昆虫、小動物も食べます。

レッサーパンダのシッポには、淡褐色で白いしまがあります。

毛の色は淡褐色で、四肢と腹部が黒いことが特徴です。

「アライグマ」の意味

アライグマは、アライグマ科アライグマ属の動物です。

目が良くないので、獲物などを水中につけて確認している様子が手を洗っているように見えるため、「アライグマ」という名前がつきました。

アライグマは、肉食に近い雑食性で、カエルや昆虫、果物などを食べます。

外見はタヌキに似ていますが、タヌキのシッポにはしまがなく、アライグマのシッポには、茶褐色と黒のしまがあります。

「タヌキ」の意味

タヌキは、イヌ科タヌキ属の動物です。

日本には、二ホンタヌキが生息しています。

食性は雑食で、カエルやネズミ、果物などを食べます。

アライグマとレッサーパンダのシッポにはしまがあるのに対し、タヌキのシッポは太く短く、しまがありません。

また、レッサーパンダは目の周りに白い模様があるのに対し、タヌキとアライグマの目の周りには黒い模様があります。

分類学的、生態学的に異なります

「レッサーパンダ」と「アライグマ」、「タヌキ」は、外見は似ている点がありますが、分類学的には異なる科に属する異なる動物です。

生態学的にも、夜行性であることと雑食であることは共通しますが、異なる点が多いのです。

世界的な分布では、レッサーパンダは東アジアから南アジアに生息していますが、絶滅が危惧されています。

アライグマは南北アメリカ大陸に生息し、日本やヨーロッパにも外来種として生息しています。

タヌキは、東アジアに生息し、ヨーロッパにも外来種として生息しています。

最新の記事はこちらから