「最小限」と「最低限」の違い・意味と使い方・使い分け

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最小限は「数量で表現できるものの中で、最も小さい数のこと」。

具体的な数で表現できるものに関して、最も小さい数のことを最小限を呼ぶのです。

最低限は「数量などで表現できないものの中で、最も最低に位置する状況のこと」。

抽象的なものに関して、これが最低だと言えるような行為とか、何かしらの状況に関して使う言葉になります。

「最小限」の意味

最小限とは、数量で表現することが可能なものの中で、最も低い数に当たるものです。

その数字が具体的に何なのか?に関しては、ケースバイケースになりますけど、どっちにしろ数値で表現できるので、ある程度具体的に最小限に関して知ることは可能になります。

だから、多くがこの場合の最小限は何を指しているのか?に関しては想像しやすいです。

「最低限」の意味

最低限とは、数量で表現できないような、抽象的なものの中で最低にあたるもののこと、具体的な行為などで使うことが多い言葉です。

ただ、具体的には言いづらいため、多くが最低限という言葉から同じ状況をイメージできるとは限らず、どうしてもズレが生じてしまうという可能性があり、そういった点はどうしても問題と言えるでしょう。

「最小限」と「最低限」の用法や用例

「この商品は最小限でも10個は買わないといけないらしい。

そうしないと売ってくれないみたい。

だから、1つあれば十分だけど、10個買っておくか。」

「ミスをしたらまず謝るということは最低限の行為だ。

ビジネスマンとしてはそういったことは絶対にやっておかないといけないから、忘れないように頭に入れておくようにしろよな。」

最小限は具体的で最低限は抽象的

最小限と最低限というのは言葉それ自体は似ています。

しかし、最小限は具体的な数値で表現できるのに対して、最低限は抽象的な言い方になってしまうので、そこが違いになります。

特に最低限に関しては、聞き手の印象がかなり変わる可能性があるので、この言葉を使うときにはできるだけ具体的な内容を心がけたいと言えるのです。

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