「スナック」と「パブ」と「キャバレー」の違い・意味と使い方・使い分け

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「スナック」は、「軽食」「間食」のことです。

スナック菓子の略です。

スナックバーの略です。

スナックバーは、手軽に食事もできるバーのことです。

「ホットドッグはスナック食品です」のように使います。

「パブ」は大衆的なバーです。

洋風の居酒屋です。

イギリスの大衆酒場です。

「public house 」の略です。

「パブは町の文化の発信地だ」「英国の街角には必ずパブがある」のように使います。

「キャバレー」は舞台やダンスホールを備え、ホステスがサービスする酒場です。

「キャバレーの踊り子」「キャバレーの舞台を踏む」のように使います。

「スナック」の意味

「スナック」は、「軽い食事」「軽食」のことです。

スナック菓子の略です。

スナック菓子は、手軽に食べられる袋菓子のことです。

ポップコーンやポテトチップスなどです。

スナックバーの略です。

スナックバーは、手軽に食事もできるスタンド形式の飲食店のことです。

米国では、カウンター形式の食堂が発達しています。

本来、酒類は出しません。

日本では、軽い食事がとれるバーのことです。

最近では、多くの店がカラオケの設備を備えています。

「おやつにスナックを食べる」「スナックでカラオケに興じる」のように使います。

英訳する場合、「A snack/ a snack bar 」で訳されます。

「パブ」の意味

「パブ」は、英国における酒場の通称です。

酒類を販売する認可を受けた場所の総称である「パブリック・ハウス」に由来します。

<歴史>
19世紀前半、産業革命後、英国で農村から都市部に移った労働者階級のたまり場として急速に発展しました。

そこでは、飲食や歓談だけではなく、賭け事や演芸や音楽などもおこなわれ、政治的な集会の場所ともなりました。

そこで生み出された「パブ文化(労働者階級の文化)」は、中産階級の批判を受けました。

これを、英国における階級的差別を表す「二たつの国民」と言います。

「仕事のあとはパブによる」「パブで政治集会に出る」のように使います。

英訳する場合、「A pub 」で訳されます。

「キャバレー」の意味

「キャバレー」は、舞台やダンスホールがある酒場です。

日本では、第二次世界大戦後からホステスが客をもてなす形のものを指します。

<歴史>
「キャバレー」は、19世紀末にパリで始まったとされます。

有名な「ムーランルージュ」は、その第一号店であると云われます。

20世紀初め、ウイーンやベルリンにも広まりました。

ヒットラー以前のワイマール時代、ドイツでは、ベルリンを中心にキャバレー文化の全盛期を迎えました。

当時、キャバレーは前衛的芸術家の活動の場となりました。

アメリカでは、現在でも多くのすぐれたボードビアンやミュージカル歌手を生む母胎となっています。

日本では、1945年、アメリカ占領軍用のものが最初であるとされます。

次第に一般にも広まりました。

「キャバレーのダンサー」「キャバレーでシャンソンを聞く」のように使います。

英訳する場合、「A cabaret 」で訳されます。

「スナック」は小規模の洋風酒場、「パブ」はイギリスの大衆酒場、「キャバレー」はショーを見ながらホステスの接客を受ける洋風酒場
「スナック」「パブ」「キャバレー」は、「酒場」「飲み屋」「居酒屋」の関連語です。

共通する意味は、「酒を供する店」です。

「スナック」は、西洋風の酒場です。

比較的小規模の物を言います。

「キャバレー」は、多くはダンスするスペースや舞台があって、ショーを見ながらホステスの接客を受ける西洋風の酒場です。

「バー」は、カクテルなどを飲ませるカウンター形式の酒場です。

バーテンダーがカクテルなどを作り供します。

「パブ」は、西洋風の酒場です。

イギリスの大衆酒場です。

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