「自分自身のプライベートのこと」、「内緒のこと」という意味で、私事というのは自分のプライベートにかかわることであるという意味で使うことが多いです。
後者の意味に関してはあまり使われない表現です。
つまり、自分のプライベートの話であるということをあらかじめ断るときに使用する言葉が、この私事になるということです。
「私事」の意味
私事というのは、自分のプライベートの話であるという点をあらかじめ明言しておくときに使う言葉です。
明らかにプライベートな話をするような場ではないとき、または話の流れがそのような話をするタイミングとして自然ではないとき、そういったときに私事という言葉を使うことが多いです。
例えば、自分が結婚したなどの話を仕事仲間にするときに使います。
「私事」の使い方
私事という言葉は、自分のプライベートの話をするときに用いられますけど、細かい事情を隠すときにも使うことがあります。
私情という言葉に近いですけど、例えば会社などを早退、欠席するときの理由として私事という言葉で代用するようなケースがありますが、これはまさに細かい事情を明らかにしないという目的で使っているのです。
「私事」の例文
「すいません。
私事ではありますけど、この度結婚を致しましたので、この機会に皆さまにご報告をさせていただきたいと思います。
結婚式は改めて後日行う予定となっていますから、そのときには招待状を送らせていただきたいと思います。
もし当日のご都合がつくようでしたら、式に参加していただけると非常に幸いでございます。」
私事という言葉を使うケースは少ないかもしれない
自分のプライベートの話をすることがそのときの会話の流れや場の雰囲気的にそこまで適切とは思えないようなときは、私事という言葉を使うわけですが、そういう言葉をあえて使わないで自分のプライベートに関する話をすることもありえます。
私事という言葉を使うという認識になっていない人もいるので、使う場面はあっても、意外と使われていない言葉とも言えます。