「自分が行った行為が、結果的に自分を苦しませるような原因になること」という意味で、当初はそんなことは考えていない、想像もつかない状況でとった行動が、結果的に自分を苦しませることにつながるようなケースで身から出た錆という言葉を使います。
意味としては、自業自得という言葉にかなり似ていると言えると思うのです。
「身から出た錆」の意味
身から出た錆というのは、自分が行ったことによって、自分自身が苦しむことを意味しています。
ただ、自分自身の行いに関して、一般的に悪いと言えるような行為があったときに使われやすいです。
つまり、身から出た錆は悪いことをしたのだから、その悪いことが自分に返ってきたといった意味合いで使われやすい言葉と言えるのです。
「身から出た錆」の使い方
身から出た錆という言葉は、自分で自分に使うということはあまり多くなく、他人に対して使うことが割とある言葉です。
また、そのときには皮肉を込めたような言い方をすることが多いです。
悪行によって自分自身が苦しんでいる状況があったときには、その人を揶揄するような雰囲気で、それは身から出た錆だなと告げるようなことが実際にあります。
「身から出た錆」の例文
「普段から嘘をつきまくっている人が、いざ本当のことを伝えようとするときに全く信じてもらえないということがあります。
オオカミ少年という言い方をされることがありますけど、そういった人は普段からそういう行為をしていることが原因で自分が苦しむことになってしまっているので、身から出た錆と評価せざるを得ないと思います。」
身から出た錆は自業自得という言い方ができる
身から出た錆という言葉は、意味としては自業自得に近いです。
だから、身から出た錆という言い方をしても良いのですが、自業自得という言い方をしても構わないでしょう。
どちらもある程度有名な言葉なので、これは人の好みによって使い分けられている状況があると思います。
どちらも使える場面があるはずなので、好きな方を選ぶと良いでしょう。