「アダムとイブ」の意味と使い方・由来や例文

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アダムとイブは、キリスト教の旧約聖書の創世記に登場します。

天地創造で、神様が6日目に創造された生き物で、人類の祖先となるのがアダム(男)とイブ(女)です。

二人はエデンの園と呼ばれる、楽園に住むことを許されます。

そこで、神様が禁じていた禁断の果物を食べたことにより、人類で最初の罪人となります、
その後楽園を追放され、労働や出産の苦しみを背負うことになります。

「アダムとイブ」の意味

聖書が書かれたヘブライ語で、アダムは「土」、イブ(エバと発音される)は「生命」という意味を持ちます。

アダムは想像主を形どって、土から造られたと書かれています。

イブは、アダムのあばら骨をとって造られたと書かれています。

キリスト教を信仰する、多くの人々に全人類の祖先が、アダムとイブだと信じられています。

楽園に住むことを許されながらも、決して食べてはいけないという果実を口にしてしまいます。

人間がもともとは罪人であるという性悪説も、この原罪から来ているのかもしれません。

神様の怒りに触れ、その後労働という苦行や、出産の耐え難い痛みを担うことになってしまいます。

二人は最初の人類であり、最初の罪人ということになります。

また「食べたら死ぬ」と言われたとおり、永遠の命を失うことになります。

「アダムとイブ」の使い方

・アダムとイブが、リンゴを食べなければ、こんなに労働することはなかった。

・もし自分がアダムとイブだったら、リンゴを食べない自信があるだろうか。

・イブが表すように、女性は誘惑に負けやすい。

決して食べてはいけないと言われていた果実を食べてしまった二人。

善悪を知る木の実を食べれば、全てを知ることができると蛇がイブに言います。

イブは蛇にそそのかされて、アダムと果実を食べてしまうのです。

「アダムのイブ」のその後

果実を食べた後、急に眼が開けて、今まで裸であったことを恥じるようになります。

その様子をみて、神様は二人が言いつけを破ったことに気がつきます。

そそのかした蛇には、永遠に地を這う呪いを与えます。

アダムには労働をしないと、食べ物を得られなくなるという苦行と、イブには出産の苦しみを与えました。

禁断の果実は、リンゴと良く解釈されていますが、聖書には何の果実であったかの記載はありません。

裸を隠すために使ったのが、イチジクの葉っぱであったり、イエスのたとえ話にも良く出てくるので、果実はイチジクではないかと言われています。

二人はその後、カインとアベルという兄弟を授かります。

兄のカインが、嫉妬により弟アベルを殺してしまいます。

人類にとって初めての殺人を犯すこととなります。

その後、もうひとり、セトという子を授かります。

カインとセトの子供たちが、また子を産み、人類が地に増えていきます。

「アダムとイブ」まとめ

アダムとイブは、人類の祖先。

神様に永遠の命と、楽園を与えられていたのにも関わらず、蛇の誘惑に負けてしまう。

神様を裏切った者として、原罪、労働の義務、出産の苦しみ、寿命を背負うことになる。

人は、禁止されるとやりたがったり、もともと罪深いものものなのかもしれません。

もし二人が、裏切らなければ、世界はどうなっていたのでしょう。

食べ物はいつでも豊かにあり、労働も、苦しみも、死ぬことさえもない楽園生活だったのでしょうか?
全てを知ろうと思っても、神のみぞ知ることが、世の中には多すぎますね。

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