暗黒は「真っ暗な状態のこと、真っ黒な色のこと」。
基本的に純粋な黒色の状態であり、真っ暗闇という表現がしっくりくるような状態であると言えます。
漆黒は「黒の中にわずかに艶が見られる色のこと」。
見た目は黒そのものではあるものの、よく見ると艶のような状態が見えるため、綺麗な黒色という印象を持つ人もいるのです。
「暗黒」の意味
暗黒とは、真っ暗闇といった表現が非常にしっくりくるような真っ黒な状態のことです。
黒以外何も見えないような、闇そのものとも言えるような状態を指しています。
また、闇を感じさせる要素や出来事に対して、実際に暗黒という言葉で例えられるようなケースもあり、まさに真っ暗闇な状況を見事に表現した言葉と評価できるのです。
「漆黒」の意味
漆黒とは、真っ黒な状態ではありますけど、その仲に艶を感じられるような色のことです。
したがって、綺麗な黒色であるという印象も覚えやすく、真っ黒ながら、艶が見られるような器などに対して実際に漆黒という言葉を使うことがあります。
だから、漆黒というのはどちらかと言えばいいイメージの黒に対する言葉であると評価できるのです。
「暗黒」と「漆黒」の用法や用例
「私は中学時代は暗黒のような3年間を過ごしてきたな。
友達もほとんどいなかったし、いじめられていたし、楽しい思い出が全然なかった。
今は楽しく暮らすことができていて本当に良かったと思うよ。」
「この器は漆黒色で非常に綺麗な出来栄えじゃないか?真っ黒な状態にも見えるけど、角度を変えてみると艶も見られるし、非常に綺麗な色に仕上がっているね。」
暗黒と漆黒はイメージの違い
暗黒も漆黒もどちらも真っ黒と言えるような色であり、そこに違いはありません。
しかし、漆黒に関しては艶が見られるような側面があるため、それによって暗黒とは違ったイメージをもたらすのです。
暗黒はどちらかと言えば悪いイメージですけど、漆黒は良いイメージの言葉であると言え、そこが大きな違いになると言えるのではないか?と思います。