「アンソロジー」の意味と使い方・由来や例文

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「アンソロジー」とは特定のテーマでまとめた作品集という意味で、小説や漫画などで多く見かける言葉です。

本来の意味は詩集だそうですが、現在では書籍以外にも映画や絵画など様々な芸術分野でも使われています。

よく見かける言葉ですがオムニバスやコンピレーション等という似たような単語もあり意味が混在する事の多い言葉です。

「アンソロジー」の意味

「アンソロジー」の本来の意味は詩集です。

語源は古代ギリシア語のアントロギアからきていて、直訳すると花を集めるという意味になります。

日本で言えば小倉百人一首や古今和歌集、海外では聖書などアンソロジーにあたります。

しかし現代では、共通のテーマなどに対して集まった作品集にも当てはまりますので、様々な芸術分野で使われます。

時には共同作品に近い意味を表すこともあります。

「アンソロジー」の使い方

昔は詩を集めたものを主にアンソロジーと呼びましたが、今ではジャンルの違うものを集めても特定のテーマであればアンソロジーと呼ばれます。

漫画や小説、同人誌などでよく使われるアンソロジーコミックや、書籍以外にもアンソロジー映画、音楽作品や絵画など大変広い範囲で使われています。

広くとらえると卒業をテーマにしたアンソロジーと言えます。

「アンソロジー」と「オムニバス」の違い

「オムニバス」は、元々独立して作られた作品をまとめたものを表しています。

こちらも書籍、舞台、映像作品、音楽等の広い分野で使用されています。

文芸作品においては一人の著者の作品を集めたものをオムニバスと呼びます。

以前はアンソロジーは文芸関係、オムニバスは様々な分野と何気なく区別されていたようですが、今はどちらがどちらという決まりはなく混在しています。

「アンソロジー」と「コンピレーション」の違い

「コンピレーション」は意味自体は共通のテーマで曲を集め再編したものと、アンソロジーに非常に似ていますが、コンピレーションは音楽のみに限る表現の仕方です。

異なるアーティストの代表曲集や時代を区切ったヒット曲集等によく使われています。

ちなみにオムニバスはテーマを決めずに再編したものであり、コンピレーションは特定テーマで再編したもと使い分けがあります。

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