「比喩」と「直喩」と「隠喩」と「疑人法」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

比喩は「説明の時相手が良く知ることを引き合いに出し例えること」。

「例え」と言い換えると分かりやすい。

直喩は「ほかのことに直接例える言葉のこと」。

「明示」と言い換えると分かりやすい。

隠喩は「例えることはせずにそれとなく分かるような言葉にすること」。

「暗示」と言い換えると分かりやすい。

擬人法は「例えるものに人の言動をなぞらえること」。

「見立て」と言い換えると分かりやすい。

比喩は分かりやすく説明するために、あることを例えとして話すこと

比喩は「直喩」「隠喩」「擬人法」などがあり、ものごとの説明を分かりやすく言うために引き合いに出すことで、直喩は「まるで何々のようだ」「例えば何々です」「いうなれば何々ということです」と使い、隠喩は「ようだ」「例えば」などの言葉が無く別の言葉を引き合いに出して暗に分かるようにします。
疑人法は物を人の言動になぞらえ見立てることです。

直喩は「まるで何々のようだ」と言う言い方のこと

直喩は例えることがはっきりと分る方法で使います。
説明の中で、ある事や相手のことを「まるで何々のようです」と直接他のものに言い換えて、関連付けて分かりやすく説明をすることです。

例えば「今回の災害はまるで地獄のありさまです」「あなたはまるで神様のような人ですね」「形態模写はあたかも本物の動物の鳴き声に聞こえます」などと使います。

隠喩は「これは何々だと」いう表現をします。

隠喩は直喩のように「例えば」「いうなれば」「まるで」などの言葉が前に着きません。

例えば「あなたはまるで神様のようですね」ではなく「あなたは神様です」となります。

「今回の災害はまるで地獄のようだ」は「今回の災害は地獄だ」と表現します。

「AはBだ」と別の言葉に置き換えてしまうのです。

AとBは関係がないと隠喩では有りませんから、聞き手はBを聞けばなるほどと納得できるものになります。

擬人法は物などを人間の言動になぞらえること

擬人法は人間でないものや生き物が、人間の行動や言葉を話すような修辞法です。
例えば「海がうなる」「雨足が速い」「強風がドアをたたく」「ライオンは草原を支配している」「鐘が悲しそうに鳴っている」「山が笑う」「花々が嬉しそうに微笑む」など、ものなどに人間の言動をなぞらえて文章に変化を付ける際に用いられます。

最新の記事はこちらから