「ライバル」と「敵」の違い・意味と使い方・使い分け

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ライバルは「自分と比べて力が拮抗しているような相手のこと」。

自分と何かしらの利益を奪い合うような立場にある人間に対して使いますが、力が近いという状況が必要です。

敵は「自分にとって利益を奪い合う相手のこと」。

自分にとって利益を奪い合うような相手であれば、力の大小に関係なく敵という言葉を使うことができるのです。

「ライバル」の意味

ライバルとは、自分と同じ利益を求めており、それを奪い合うような立場の人間に関して、力が近いような場合に使われる言葉です。

力関係が同じくらいと言える状況が必要なため、同じ利益を奪い合うような状況であっても、力が明らかに違うといったときには使用できません。

そういったときになる単に敵という言い方をすることもあります。

「敵」の意味

敵とは、特定の利益を自分と奪い合う関係になる人たちのことを指しており、自分にとっては利害にかかわる相手であると言えます。

敵の中でも力関係が近いような相手に関しては特にライバルという言葉を使うこともありますけど、ライバルを含めて全体として敵という表現を使うことも多く、より広い範囲をカバーする言葉であると言えます。

「ライバル」と「敵」の用法や用例

「俺が希望するポジションにはライバルがいて、練習試合とかの使われ方を見ていると、俺とそのライバルの力はほぼ同じくらいと評価されているみたいだな。」

「俺は実はあの子が好きなんだけど、他にも狙っている男がいるらしい。

俺にとっては完全なる敵であり、その男に勝たないと恋人になることはできないんだ。

絶対に負けられないよ。」

敵という概念の中にライバルという概念がある

敵というのは自分にとって脅威となる相手、自分の利益を脅かすような相手ということになります。

しかし、敵といってもいろいろな力の人間がいて、力関係が自分とほぼ同じような相手のときには特にライバルという言葉を使うのです。

つまり、敵という概念の中にライバルという概念が存在している状況であり、ライバルは敵とも表現できると言えます。

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