「完璧」と「完全」の違い・意味と使い方・使い分け

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完璧は「完全無欠な状態のこと」。

要するに、これ以上の状態はありえない程度になっているということになります。

完全は「不足や欠点がない状態のこと」。

不足や欠点がないということではあるものの、それが皆無である、どこにも見受けられないということではないので、どうしても完全無欠とまでは言えないということになります。

「完璧」の意味

完璧とは、完全無欠の状態であり、これ以上足りないものなど存在しないという状況です。

つまり、不足している部分がないのだから、程度で言えば最高レベルであり、これ以上は何も望めないと言えます。

そういう意味では、完璧という言葉を超える言葉ももはや存在しないという言い方になるでしょうし、そこも完璧という言葉に関しての特徴となります。

「完全」の意味

完全とは、不足している部分や欠点がない状態なので、パッと見ではこれ以上はなさそうに見えるといった状況のときに使います。

ただ、実際は不足している部分、欠点は存在しています。

でも、それが気付かない程度ということです。

完璧に近いが、完璧ではないという意味で、完全は完璧とは区別されるので、そこが使う際の注意点になります。

「完璧」と「完全」の用法や用例

「この前のテストは100点だった。

しかも、迷った問題が1つもなかったんだ。

自分で言うのもなんだけど、これ以上ない完璧な出来だったと思う。」

「明日の試験の対策はもう完全だと思う。

やれることは全てやったし、何がきても対応できるくらいの気持ちでいる。

1問でも間違える可能性は0ではないけど、かなり低いんじゃないかな?」

完璧と完全は程度の違い

完璧と完全という言葉は非常に似ていると言えます。

しかし、その程度が異なっているのです。

完璧はこれ以上はないと言えるような状況ですけど、完全はまだこれ以上を求めることができる余地がわずかに残っている状況なのです。

したがって、どちらも最高レベルの状況とは言えなくはないものの、厳密に言えば完璧のみがその状況になっているのです。

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