曲は「音楽作品のこと」。
一般的には音楽で演奏される、流される題目の曲と言います。
楽曲は「作曲をした曲に歌詞が加えられたもの」。
楽曲というのは、作曲をした曲に詞を加えた状態の曲を言います。
つまり、この場合には作曲された段階で曲となり、それに歌詞が加えられた状態で楽曲となるということなので、ちょっとややこしいです。
「曲」の意味
曲というのは、一般的な音楽作品の総称であり、曲に歌詞がつけられたもののことです。
すでに商品化されたCDなどに入っているのも曲ですし、街中で流れているものも曲になります。
一般的な呼称という言い方で曲が使われているので、楽曲のような特定の状況に絞って使うような名称ではないというのが特徴と言えるということになります。
「楽曲」の意味
楽曲というのは、作曲された状態の曲と定義を分けるために作られた名称になります。
作曲された段階の曲に対して、歌詞がついた段階の曲を楽曲と呼ぶのです。
したがって、これは音楽業界、アーティスト業界で使われている特別な用語ということになります。
作曲や作詞にかかわらない一般人は楽曲という言葉は使わないということなのです。
「曲」と「楽曲」の用法や用例
「最近のJ-POPの曲は、売り上げがあまり伸びないね。
やっぱりCDを買わなくても聴くことができる機会が世の中に多くあるからね。
これは仕方ないんだろうね。」
「今回の楽曲はかなりの自信作だ。
曲に関しても詞に関しても渾身の作品だと言える。
今までたくさんの楽曲を手掛けてきたが、ここまで曲も詞も完璧と言えるものはなかなかない。」
楽曲という言葉を多くは使う機会がない
曲という言葉は多くの一般人が普通に使っています。
したがって、かなり広まっている言葉ですが、楽曲という言葉はまず使いません。
というのも、楽曲という言葉は音楽業界が専門的に使っているものであり、一般人が使う必要性がないからです。
したがって、一般人としては曲と楽曲の違いを知らないでも、曲だけ使っていれば問題ないということも言えます。