競争は「他者などと競うこと」。
何かしらの優劣をかけて、他者などと勝負をするという意味があります。
競走は「走って他者と競うこと」。
競うという点では同じですけど、走るという、手段が限定される点が特徴的です。
競走は特定のシーンのみでしか使えないということで、そこが競争との大きな違いになるという点が注意点となります。
「競争」の意味
競争というのは、他者などと競うことですが、何をもって競うかというのはその都度違います。
いろいろな勝負で競うことが可能で、かなり幅広く競争という状況が存在するのです。
優劣を競うことができるものであれば、幅広く競争に該当するので、もちろん走って競うのも競争になりますが、その際には競走とも表現できるのです。
「競走」の意味
競走というのは、走って競うということになるので、足の速さを競うということと同義とも言えます。
しかし、長距離のレースになると、必ずしも足の速さではなく、スタミナを競うことになる場合もありますが。
どっちにしろ走るという行為が必要で、その範囲内における優劣を競うことになるので、競走というのは使用可能なシーンが限られます。
「競争」と「競走」の用法や用例
「この業界はライバルが非常に多い。
したがって、他社との競争に勝たないといけない。
そのためにはアイデアが必要と言えるだろう。」
「体育祭での100m競走は足の速い奴ばかりが揃ったな。
特に俺の組はみんな俺より足が速いんじゃないか?と思える状況で、下手すれば最下位もあり得る状況だよ。
これは勘弁してほしいぜ。」
競争の方がいろいろなシーンで使用できる
競走というのは足って競う状況にしか使えないと言えます。
したがって、そういう限られたシーンのみで使う言葉ですが、競争はいろいろなシーンで使えます。
特に社会人になると、競争という言葉を使うことはありますから、割と多くの人たちが日常的に競争をしているでしょうし、競争という言葉を実際に使うことができる状況にあるはずです。