「幼稚」と「稚拙」の違い・意味と使い方・使い分け

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幼稚は「年齢が低くてまだ子どもであること、やり方などが子供っぽくて大人らしくないこと」。

基本的にはある程度の年齢なのに、その年齢に見合ったやり方などに見えないときに使うことになります。

稚拙は「技術などが未熟で、子供っぽいこと」。

幼稚に近い意味と言えますが、技術レベルなどに特化して使われることが多いです。

「幼稚」の意味

幼稚というのは、幼い子に使われることもありますが、どちらかと言えば大人なのに子供っぽい言動に対して使われることが多いです。

基本的には対象を悪く言うときに使われるので、年齢に見合ったものではない、年齢の割にはやり方などが成長していない、子供のときのままであるという意味が幼稚という言葉には強く表れています。

「稚拙」の意味

稚拙というのは、何らかの技術レベルが低いというときに使われます。

いろいろなシーンで使うことができ、例えば書いている文章のレベルが著しく低いと感じるときには、稚拙という言葉を使うことがあります。

子どもっぽいというよりは、子供のときからあまり成長していない、、技術レベルの向上が人よりも劣っているというときに使われることが多いのです。

「幼稚」と「稚拙」の用法や用例

「いつまで経っても奢ってもらうようでは幼稚だぞ。

大人になったら、自分の分は自分で払ったらどうだ。

それが大人というものだろう。」

「お前の文章って子供のママから全然成長してないよな。

今の文章を読んだ感じでは小学生の感想文レベルだぞ。

そんな稚拙な文章ではなくて、もっと大人らしい文章を書けるように頑張ったらどうなんだ。」

幼稚と稚拙は微妙にニュアンスが異なる

幼稚と稚拙というのは、どちらも子供のようという表現ではありますけど、幼稚は子供っぽい振る舞いや言動などを指すのに対して、稚拙は特定の技術レベルが大人に達していない、子供のままであるという意味合いになります。

つまり、単なる言動か、技術レベルか、ということになるので、そこが幼稚と稚拙の違いということになるのです。

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