特別は「普通のものとは別に扱った方が良いと思われるもの」。
何らかの違いが生じているので、普通のものとは違う扱い方をした方が適当であるというときに使われるのです。
特殊は「普通のものとは質的に何か違っているもの」。
何かしらの違いが生じており、その点から普通のものとは別のものであると認識される場合に使います。
「特別」の意味
特別というのは、普通のものとどこかが違っているので、普通のものと同等に扱わない方が良いというときに使います。
違いというのは、いろいろな部分が考えられますが、かなり顕著な違いであることが多いです。
そういった部分によって、通常の扱い方とは違うように扱わないといけないと判断されたときには特別扱いをするということになるのです。
「特殊」の意味
特殊というのは、普通のものとどこかが違っている状況です。
特殊に関しては普通のものとどこかに違いがあればよくて、その扱い方の部分までは考慮されません。
したがって、特殊なものというのは、何らかの違いがあれば当てはまるケースも多く、実際に特殊という言葉に該当するものは数多くあるのではないかと思われるのです。
「特別」と「特殊」の用法や用例
「電車に乗るときには子供料金というのがあり、一定年齢以下の人は割安で利用をすることができ、特別な配慮がされているのだ。」
「僕は今まで学校を休んだことが1度もない。
したがって、かなり特殊な人間と言えると思う。
昔から身体は強くて、病気になった経験もあまりないから、そこは僕の長所の1つかなと思っているんだよ。」
特別も特殊も通常とは違うことが重要
特別は通常のものとは違っている部分があるために、通常とは違う扱い方をすべきとされるときに使われる言葉です。
特殊は通常と違っている部分を持っているときに使われるので、意味としてはあまり変わりません。
しかし、特別は扱いまで含むのに対して、特殊はそういう部分は含まないので、そこが大きな違いということになるでしょう。