「物議」と「取り沙汰」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

物議は「あることに関しての世間の噂、反応、議論などのこと。」

「取り沙汰」と言い換えると分かりやすい。

取り沙汰は「あることに対しての世間の噂のこと」。

「問題視」と言い換えると分かりやすい。

「物議」は「物議を醸す」と使い、大体が批判的なことになります。

失言や異論、セクハラ、パワハラなどを行った要人について「非常識である」と言う批判が起きることです。

「取り沙汰」も「非常識だ、いかがなものか」と言う噂のことです。

「物議」は世間の議論のこと

「物議」の「物」は「世間」と言う意味がありますから「物議」は「世間の議論」となります。

「噂」と言っても良いもので大抵は「非常識である。

立場上、言うべきではない。

行うべきことではない」と言う批判的な内容になります。

つまり「有ってはならないこと」が起きたわけで、世論は黙っていない訳です。

今は、ネット社会ですから、すぐに話題となり、社会的制裁を受けてしまいます。

「取り沙汰」は問題視すること

「取り沙汰」は「物議」と同じことです。

責任ある立場では問題視をし、是正をすることや制裁を科すことなどを行います。

「取り」は問題視をすること、「沙汰」は処置をすることです。

話題となっていることは、単なる噂ではなく表面化していることです。

ですから、何等かの処置が必要となります。

「以前から何かと取り沙汰されていた件は本当だった」と使います。

「物議」は表立ったこと、「取り沙汰」は噂

最初から「物議を醸す」事態になっていれば、当然問題視され、批判的な意見が大勢を占めることになります。

その結果、当事者は社会的制裁を受けることになります。

「取り沙汰」は噂から始まり、徐々に表面化していくイメージがあります。

その結果、管轄する責任部署は看過できなくなり、何等かの処分に繋がります。

「とかくの取り沙汰」があるのに看過したため、問題が大きくなることがあります。

「物議」と「取り沙汰」とは

「物議」は突発的に起きる不祥事に対する世間の反応と言ってよいでしょう。

「物議を醸す」懸案は必ずネット社会で批判され、世論となっていきます。

社会的制裁はほとんどの場合受けなければならず、しかるべき処置がなされます。

「取り沙汰」も世間の噂ですが、一挙に表面化することがあります。

そうなれば結果は「物議」と同様になります。

最新の記事はこちらから