「先天的」と「後天的」の違い・意味と使い方・使い分け

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先天的は「生まれながらにして持っているもののこと」。

生まれた時点で抱えている何かしらの要素のことを先天的と表現するのです。

後天的は「生まれた後に何らかの原因によって獲得したもののこと」。

育った環境や生き方などが原因で何らかの要素を持ったときに使われる言葉になります。

周りが原因である場合もあれば自分が原因である場合もあります。

「先天的」の意味

先天的というのは、生まれた時点で持っているもののことです。

両親から遺伝したものなどが代表的ですが、生まれた時点で何らかの病気を抱えているとか、そういったときに先天的という表現を使います。

本人の生き方や周りの環境に関係なく持っている要素のことを指すので、病気以外にもいろいろなものに使うことができるのです。

「後天的」の意味

後天的というのは、生まれた時点では特に持っていないが、その後の生き方や周囲の環境などによって獲得した要素のことです。

良いものもあれば、悪いものもありますけど、生まれた時点ではないところが後天的という言葉のポイントになるのですが、病気に関しては先天的なものもありますが、後天的なものもあるので、こちらの言葉も使うことができるのです。

「先天的」と「後天的」の用法や用例

「性格というのは、先天的な面が非常に大きい。

もちろん後から変わるような部分もないとは言えないが、ある程度生まれた時点で、幼少期の頃から決まってくるものなのだ。」

「人間が抱える後天的なものと言えば、やはり病気だろう。

先天的な病気もあるが、病気の多くは後天的なものだ。

生活習慣などが原因で起きるものが多いと言えるはずである。」

先天的か、後天的かで迷うものも少なからずある

概念としては、先天的と後天的はある程度見分けやすいものの、現実に存在するいろいろな事象を先天的か、後天的かで分けた場合には必ずしも迷うことなく分けられるとは限りません。

特に性格に関しては、先天的な面が大きいものの、後天的な面もあると思われるからです。

したがって、使い分けに関しては難しいと感じるときもあるのです。

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