「液晶テレビ」と「プラズマテレビ」と「有機ＥＬテレビ」の違い・意味と使い方・使い分け

液晶テレビは「液晶の性質を応用したテレビのこと」。

「スイッチテレビ」と言い換えると分かりやすい。

プラズマテレビは「希ガスの放電を利用したテレビのこと」。

「放電テレビ」と言い換えると分かりやすい。

有機ＥＬテレビは「ジアミンなどの有機物を使った画期的なテレビのこと」。

「自発光テレビ」と言い換えると分かりやすい。

「液晶テレビ」は液晶をスイッチとして使います。

「液晶テレビ」は液晶の性質を上手く使ったもので、液晶分子に電圧をかけることで方向性が出る性質から、バックライトの光を調整するスイッチとして使われ画面を作り出します。

当初は32インチが限界と言われていましたが、技術革新により大型化が実現しています。

消費電力が少ない事や持ちが良いことから、大型が可能だった「プラズマテレビ」を凌駕してしまいました。

「プラズマテレビ」は大型化もできることから当初はもてはやされましたが、消費電力や耐久性が劣ることから、「液晶テレビ」に凌駕されています。

プラズマはイオン化した原子のことで、ネオンやヘリウムに電圧により放電イオン化させ、紫外線を出すことにより蛍光体を発光させる仕組みです。

他のテレビよりスムーズな動きが再現できることからスポーツ観戦に向いているとされます。

「有機ＥＬテレビ」」はバックライトを使わないことなどから、超薄型の5mmを実現したテレビとなり、まさにテレビの既製概念を壊した画期的テレビとなりました。

ジアミン、アントラセン、金属錯体などの有機物に電圧をかけることで自発光する「有機EL現象」を利用したものです。

構造が簡単なため、薄型、軽量化が可能な画期的テレビです。

テレビはブラウン管の時代から、「液晶テレビ」へと移行しましたが「プラズマテレビ」や「有機ＥＬテレビ」も登場してきました。

しかし、「液晶テレビ」は欠点が少ないことから今やテレビの主流となっています。

「有機ＥＬテレビ」は将来性がありますが、費用面でまだ劣ります。

「プラズマテレビ」は「液晶テレビ」が大型化されたことで、技術競争に破れた印象があります。