「オペラ」と「オペレッタ」と「ミュージカル」の違い・意味と使い方・使い分け

B!

オペラは「楽団伴奏と歌手と筋書きで構成される総合舞台芸術のこと」。

「歌劇」と言い換えると分かりやすい。

オペレッタは「構成はオペラと変わらないが、内容が喜劇のもののこと」。

「軽歌劇」と言い換えると分かりやすい。

ミュージカルは「音楽や台詞、ダンスを組み合わせた様々な感情表現のある演劇のこと」。

「アメリカ演劇」と言い換えると分かりやすい。

「オペラ」は総合舞台芸術です。

「オペラ」は舞台で表現される独唱や合唱などの歌や劇の筋書き、音楽の伴奏、歌手の豪華な衣装、背景の大掛かりな舞台装置などで演出される総合的舞台芸術のことです。

歌はソプラノ、アルト、テノール、バスなどの男女の各音域を受け持つ専門オペラ歌手により台詞が歌詞として歌われます。

また、バレエも取り入れられることもあり、オーケストラの伴奏により豪華な舞台が演出されています。

「オペレッタ」は喜劇的軽オペラです。

「オペレッタ」は喜劇である点を除けば、オペラと余り変わりませんが、ダンスと会話が多いとは言えます。

作者は「天国と地獄」のオッフェンバッハ、「ジプシー男爵」のヨハン・シュトラウス(子)、「メリー・ウィドー」のレハールが有名です。

「軽歌劇」とも言われ、アメリカでは「ミュージカル」の母体になったと言われています。

「ミュージカル」は「オペレッタ」を元に作られました。

「ミュージカル」は「オペレッタ」がアメリカに伝わるとダンスや感情表現が様々に表現された筋書きのしっかりした舞台演劇として「ショーボート」の登場で確立されました。

「ミュージカル映画」も盛んで「南太平洋」「マイ・フェア・レディ」「サウンド・オブ・ミュージック」「ウエストサイドストーリー」などがあります。

舞台芸術の「オペラ」は「オペレッタ」「ミュージカル」を生み出しました。

「オペラ」は舞台芸術の王道で現在でも盛んに上演されています。

専門の「オペラ」歌手が、台詞を歌詞として歌い、総合芸術として完成されています。

「オペレッタ」は「オペラ」と同じ構成ですがやや砕けた内容で「喜劇」を演じます。

「ミュージカル」はアメリカで発展したもので、愛情、笑いとペーソス、怒りや悲しみなど多彩な感情表現とダンスが持ち味となっています。

また舞台だけではなく映画で表現されるものも数多くあります。

最新の記事はこちらから