「未着」と「不着」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

未着は「到着にいまだ至っていないこと」。

「未到着」と言い換えると分かりやすい。

不着は「到着がないこと」。

「無到着」と言い換えると分かりやすい。

「未着」は当然届くべきものが、時間が早いなどの理由で届いていない状態を言います。

「不着」は当然届くべき時間になっても、何らかの事情で届いていない事実を言います。

「未着」は定時前のこと

「未着」は「いまだ届かず」と言う意味ですから、決められた時刻や時期に来るべきものがまだ届かないことを言います。

定時前ですから、何等かのトラブルは考えられてもそのような情報が無ければ、時間がまだ早いことが一番の理由となります。

「郵便物が未着だが、普通便で出されていると後一日掛かるのだろう」と使います。

「不着」は定時後のこと

「不着」は決められた時刻や時期が過ぎても来るべきものが届かないことを言います。

広い意味では「未着」とも言えることで、「不着」は「未着」も含む意味を持ちます。

当然、何等かのトラブルを考えますが、そのような情報や連絡があれば安心です。

「手違いで商品は三時間ほど遅れます」であれば定時は三時間後となります。

「未着」と「不着」に似た「不時着」とは

「不時着」は航空機が「未着・不着」の時に使います。

何らかのトラブルが発生し、目的地まで定時に到達が出来ない状態のため別の飛行場や飛行場以外の場所に着陸を余儀なくされることです。

全くの操縦不能の「墜落」とは異なります。

しかし、機体や搭乗員が無事であることは稀で、機体の損傷や死傷者の可能性が十分に考えられます。

「未着」と「不着」とは

「未着」は定時になっていないので来るべきものが届いていないことを言います。

定時前の状態のことですから、当然日常的にあることです。

「不着」は何等かのトラブルが発生し、定時を過ぎても来るべきものが届かないことを言います。

定時後のことですから、たまにしか起きないことです。

「不着」には「未着」の概念も含まれます。

最新の記事はこちらから