「半夏生」と「半化粧」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

半夏生は「雑節の一つで7月上旬の頃のこと」。

「雑節」と言い換えると分かりやすい。

半化粧は「葉が白くなる植物のこと」。

「半白葉」と言い換えると分かりやすい。

「半夏生」と「半化粧」は同じ意味でも使います。

「半化粧」の葉が白くなる頃が「半夏生」と言うことです。

雑節は「半夏生」の外、土用や彼岸、社日などのことを言います。

「半夏生」は雑節、七十二候の一つ

「半夏生」は例年7月の2日ぐらいのことで、夏至から11日目から七夕の7月7日までの期間を言います。

雑節の一つで、この頃になると「半夏」と言う薬草が生えてくることに因んでいると言われます。

「半夏」は漢方薬になる薬草で、「烏柄杓・カラスビシャク」のことです。

夏に花を付け「半夏生」の頃に収穫をすると言うことです。

「半化粧」はドクダミの一種

「半化粧・ハンゲショウ」はドクダミ科ハンゲショウ属の多年草のことです。

「半夏」とは異なる植物のことです。

「半化粧」の葉が半分だけ白くなる頃が「半夏生」なのです。

「ハンゲショウ」の花は大変に小さく地味なため、受粉をする虫をおびき寄せる目的で、花のすぐ近くの葉が白くなると言われています。

半分だけなので「カタシログサ」とも言われています。

「半夏生」の由来は二つ

昔は「半夏生」の頃を、田植えを終わらせる目安としていたと言うことです。

由来は二つあると言われ、一つは「半夏と言う薬草が生え収穫する時期だから」、もう一つは「半分化粧したようにハンゲショウの葉が白くなるから」と言うものです。

どちらも本当に聞こえてしまいますが、「半夏」と「ハンゲショウ」と言う植物は全く別のものです。

「はんげしょう」と言う語感が珍しいこともあり、印象に残ります。

「半夏生」と「半化粧」とは

「半夏生」は7月2日から七夕までの一週間のことです。

夏至から11日目となり、田植えはその頃には終えることが良いと言う目安なのです。

七十二候の一つで雑節にもなっています。

「半夏」と言う薬草を収穫する時期のことと言われます。

「半化粧」は「ハンゲショウ」のことで、ドクダミの仲間ですが、「半夏生」の頃に葉が白くなることから目安とされたと言うことです。

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