「失言」と「放言」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

失言は「何気なく言ってしまった差し障りのある内容の発言のこと」。

「不快発言」と言い換えると分かりやすい。

放言は「思ったまま言ってしまう周囲に迷惑が及ぶ発言のこと」。

「無責任発言」と言い換えると分かりやすい。

「失言」も「放言」も本人としては悪気などないのですが、周囲から見れば言ってはならないことになります。

日常会話でもあり得ることですし、国会や議会発言でも過去に何回も発生をしています。

「失言」は「放言」から生じる発言

「失言」は常識として言ってはならないことを、思うままに発言する「放言」から発生しています。

よく考えもしないで思いついたまま発言してしまうのは、うかつ、不注意では済まされない本人の資質に関わることなのです。

事実を述べてもそれが関係者にとっては中傷や非難と受け取られないのです。

「失言」や「放言」を繰り返す人は本質的に資質が欠如しているのかも知れません。

「放言」は思いついたままを言ってしまうこと

「放言」は何も考えずに本人が思い付いたこと、日頃考えていることなどがつい話として出てしまうことです。

本人はそのようなつもりはない、発言の趣旨が伝わっていないなどの釈明をしますが、周囲はそのようには受け止めていません。

「放言」が過ぎれば「失言」となり、後になり、否定や打ち消しに躍起とならざるを得ません。

「失言」と「放言」は取り消せないもの

「失言」も「放言」も一旦口に出してしまえば、それは皆の耳に入ってしまうため、取消など出来る訳がありません。

国会や議会では議事録から削除すれば済むと思っている人がいるようですが、聞いた人の心には「失言、方言」が残っているのです。

後になり慌てている様子は見苦しいものです。

本当に心から謝罪すればよいものを、そうではないと釈明することが多く、そのようなことはその人の人間性を棄損することになります。

「失言」と「放言」とは

「放言」の中に「失言」は潜んでいます。

無責任な発言や事実に基づいたとされる発言はともすると周囲や関係者に不愉快な思いをさせるのです。

あ智になり、そうではないと釈明したところで、後の祭りなのです。

日頃の考え方が発言に出るのですから、その人の人間性の低さが露呈することなのです。

議事録削除では済まない責任問題となります。

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