ニホンズイセンは「古くから日本に自生をしているスイセンの固有品種の名前こと」。
「固有品種」と言い換えると分かりやすい。
西洋スイセンは「外来種のスイセンの総称のこと」。
「外来種」と言い換えると分かりやすい。
「ニホンズイセン」と言い、地中海原産のものが中国経由で来たものと言われていて、全国に古くから自生をしていたためこのように呼ばれています。
日本の推薦の総称、在来種ではなく、固有の一つの品種を言います。
「ニホンズイセン」はヒガンバナ科スイセン属の花のこと
「ニホンズイセン」は国内に自生しているスイセンのことで、原産地は地中海と言われています。
中国から来たものですが、関東以西の温かい地方に自生をし、福井県の県花になっています。
日本を代表するスイセンになります。
12月から翌2月にかけての冬季に咲く花です。
花に見える6枚の白い花弁の内3枚は萼(がく)で3枚が花弁、真ん中にある黄橙色のものは福花冠です。
「西洋スイセン」は総称
「西洋スイセン」は外国で改良されたスイセンの総称です。
咲き方から分けるとラッパ咲、カップ咲、房咲、八重咲などになります。
種類もおびただしい数があります。
「ニホンズイセン」は日本に古くから自生していたので「日本」と付いていますが、西洋由来なので、在来種とは言えません。
「日本スイセン、西洋スイセン」と言う対比もできない訳です。
日本のスイセンの在来種とは
日本にはスイセンの原種はないのかと言えば一つだけあります。
「カワムラモモブトハナアブ」と言う品種になり、西日本に自生をしています。
スイセンハナアブ科のスイセンはハナアブと言う昆虫が介在して広まった種類で、地中海やトルコなどにあるものです。
唯一の在来種はハナアブ科の仲間になります。
ですから鑑賞用としてのスイセンはほとんどが西洋由来の品種と言ってよいのです。
「ニホンズイセン」と「西洋スイセン」とは
「ニホンズイセン」は古くから西日本に自生をしていたスイセンのため、在来種のように思われていますが、地中海原産で平安末期に中国南部から渡来したものです。
白の花弁類と黄橙の福花冠からなる可憐な花です。
冬季に花を付けるものになります。
群生地も多く、福井県の花にもなっています。
「西洋スイセン」は外国由来のスイセンで、ラッパ咲、カップ咲、房咲、八重など種類が多く、鑑賞用はほとんどこれと「ニホンズイセン」です。