「気が散る」と「気が滅入る」の違い・意味と使い方・由来や例文

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気が散るは「気持ちが集中できない状況のこと」。

集中を妨げる何かがあることで、どうしても集中したいのにできないというケースで使っていきます。

気が滅入るは「考え込んでしまい、憂鬱な気分になること」。

何かしら気分的によくないシチュエーションにおいて使われる言葉です。

本人にとって、悩みと感じられるケースで使うことが多いです。

「気が散る」の意味

気が散るとは、気持ちが集中できない状況のことです。

基本的には集中したいのに、それができないというケースで使います。

たいていは集中できない原因が存在しており、外的要因である場合が多いと言えるでしょう。

気が散ると言えるケースは日常でそれなりに多く存在しているはずですから、馴染みを感じやすい表現と言えます。

「気が滅入る」の意味

気が滅入るとは、考え込んでしまい、憂鬱な気分になることです。

感情的にマイナスの要素が含まれているという意味では、気が散るに似ています。

しかし、状況が全く同じではないので、そこは知っておきましょう。

気が滅入るに関しても、そうなってしまう要因は外的なものであるケースが多いと思われます。

こちらも馴染みは感じやすいはずです。

「気が散る」と「気が滅入る」の用法や用例

「隣の部屋の住人が大音量で音楽を聴いているようだ。

その音がどうも気になってしまい、勉強に集中できない。

気が散る状況をなんとかしたいものだが。」

「両親の仲が悪い状況だと、自分としてはどうも気が滅入る。

したがって、気分的にはどうしても暗いままだし、何かに取り組んだりする気も起きない状況であると言えるだろう。」

気が散ると気が滅入るは意味で区別ができる

気が散ると気が滅入るに関しては意味は似ている面はあるものの、同じではないので、そこで区別ができると思われます。

両方とも気分的によくないと言える場面で使う言葉になりますし、こういった経験をしたことがない人はあまり多くないでしょう。

そういう意味では、両者ともに馴染みを感じやすい言葉と言えるのではないかと思われるのです。

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