「取り囲む」と「囲い込む」の違い・意味と使い方・由来や例文

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取り囲むは「周りを囲んでいる状況のこと」。

人やものが特定の存在の周りを囲んでいると言える場面で使います。

意図してそうなっている場合もあれば、自然となっているケースもあります。

囲い込むは「周りを囲うこと、流出を防止すること」。

取り囲むと同じような意味もありますが、異なった意味も存在している状況と言えます。

「取り囲む」の意味

取り囲むとは、周りを囲んでいる状況のことです。

何らかの存在に関して、周りを人やものが囲んでいるケースで使うので、状況としてはイメージしやすいはずです。

しかし、実際に取り囲むと言えるような場面はそんなに多くありません。

したがって、使用する機会もそんなに多くないと言えるので、そこに関しては知っておきましょう。

「囲い込む」の意味

囲い込むとは、周りを囲うこと、流出を防止することです。

周りを囲んでいる状況で使う言葉ですから、意味としては取り囲むに近いのではないかと思われます。

ただ、流出を防止するという意味もあるので、そこは特徴になるでしょう。

つまり、貴重な人材などが他の場所に行かないように努めるといった意味もあると評価できるのです。

「取り囲む」と「囲い込む」の用法や用例

「ドラマなどを見ていると、主人公らが追っ手に取り囲まれて身動きできないようなシーンがあるが、たいていはピンチを救ってくれる存在がやってくるんだよな。」

「優秀な社員に関しては、他社に引き抜かれる可能性もある。

したがって、そうならないように囲い込む必要がある。

できるだけ自社に残ってくれるように、策を講じるべきだ。」

取り囲むと囲い込むは意味は似ている

取り囲むと囲い込むに関しては意味はそれなりに似ています。

どちらも周りを囲むと言える場面で使うことができますから、そういった部分は共通していると評価できるでしょう。

しかし、囲い込むに関しては流出を防止するという意味もあるので、そこは一応の違いになると思われるのです。

たまに使われる言葉であると言えるでしょう。

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