「進む」と「捗る」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

進むは「前の方に移動すること」。

「前方移動」と言い換えると分かりやすい。

捗るは「予定が前の方に進むこと」。

「予定消化」と言い換えると分かりやすい。

「進む」はどのような方法を取っても前方に移動をすることです。

「捗る」は仕事や工事の予定がどれぐらい進んでいるのかを表す言葉で、普通「進捗」と言う言葉を使います。

「進む」は前方移動のこと

「進む」は移動することで、前方向に限ります。

真っ直ぐでも斜めでも良いのですが、後ろ方向には使いません。

真後ろ、斜め後ろでは「退く」を使います。

意味には「捗る」ことも含む言葉になります。

「仕事は進んでいるのか」と「仕事は捗っているのか」は同じことで仕事の進み具合を問うています。

「出発進行」「前進あるのみ」などと使います。

「捗る」は進行具合が進んでいること

「捗る」は「物事が順調に進んでいること」を意味します。

気を付けたいことは「手偏+歩」ではないことです。

「歩」の右下の点がないことに留意しなければなりません。

「はかがいく」の「はか」のことで、「果、量」と言う字を当て、進み具合と言う意味を持ちます。

「進捗状況をお知らせください」「ちっとも捗っていないようだ」「今日の作業は捗った」などと使います。

「進む」も「捗る」も、前に行くこと

「進む」は人やもの、ものごとが前に進むことを言いますが、「捗る」は仕事や予定などに限って使われます。

熟語や用法は「進行する、前進する、情報を発信する、生物の進化、進学塾、進呈する、軍隊の行進、後進に道を譲る、栄進、精進を怠らない、邁進、大躍進、累進課税」などと使います。

「捗る」は「進捗」「捗々しい=はかばかしい」と使います。

「進む」と「捗る」とは

「進む」は前に移動すること、「捗る」は仕事や予定が前に進むことです。

どちらの言葉も「前に進むこと」で共通していますが、「捗る」は仕事などに限られます。

また、「捗」は「手偏に歩く」ではなく、右下部分の点がない漢字です。

「進む」と「捗る」は互換性が少なく、全く同じ様には使いません。

「進む」の方が熟語も多く広い意味で使われるのに対し、「捗る」は仕事や予定に限定されます。

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