「討論」と「討議」と「ディスカッション」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「討論」は、ある問題について意見を述べ合い議論することです。

英語では「discussion」「debate」で表されます。

「意見を出して話し合う」という意味の場合「discussion」を使います。

「対立する意見をぶつけて議論する」という意味の場合「debate」です。

「その問題はまだ討論中だ」は「The question is still under discussion. 」「The question is still under debate. 」です。

「討議」は、ある問題について意見を戦わせることです。

英語では「discussion」「debate」で表されます。

「討議に入る」は「enter into a discussion」「open a debate」です。

「改正案を討議に付する」は「submit a reform bill for debate」です。

「ディスカッション」は、特定の問題を何人かで話し合うことです。

英語では「discussion」で表されます。

「パネルディスカッション」は「a panel discussion」です。

「フォーラムディスカッション」は「a forum」です。

「討論」の意味

「討論」は、ある問題について意見を述べ合い議論することです。

事理をたずねきわめて論ずることです。

互いに議論を戦わすことです。

明治10年代から「debate」の訳語として用いられてきました。

以下のように使います。

環境問題について討論する 討論を重ねる 討論会

☆debate
原義は「打ち負かす」です。

他動詞の意味は「討論する」「討議する」「~かどうかを熟慮する」です。

「核武装するか否かについて国会で激しい議論が交わされた」は「Whether to go nuclear or not was hotly debated in the Diet. 」です。

「討議」の意味

「討議」は、ある問題について意見を戦わせることです。

また、互いに意見を述べ、論じあうことです。

以下のように使います。

環境問題について討議する 善後策を討議する 討議を重ねる 討議に付する 対策を討議する

☆関連語
「鼎談・ていだん」の「鼎」は「かなえ」という意味です。

「鼎」は三本足の器であるところから、三人が向かい合って話し合うことをいいます。

「三巨頭が鼎談する」のように使います。

「面談」は、面会して直接話すことです。

「合否は面談の上決定します」のように使います。

「ディスカッション」の意味

「ディスカッション」は、特定の問題を何人かで話し合うことです。

「討論」「討議」のことです。

以下のように使います。

環境問題についてディスカッションする ディスカッションを重ねる パネルディスカッション

☆関連語
「対談」は、ある事柄について、通常二人が向かい合って語り合うことです。

「討論」「討議」に比べてなごやかにおこなわれます。

必ずしも結論を引き出そうとするものではありません。

多く場合、一方が聞き手になっておこなわれます。

「作家とスポーツ選手との対談」のように使います。

「討論」 はある問題について意見を述べ合い議論すること、「討議」は ある問題について意見を戦わせること、「ディスカッション」は 特定の問題を何人かで話し合うことです。

「討論」「討議」「ディスカッション」は、類語です。

「対談」「鼎談・ていだん」「面談」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「特に設けた機会に、ある問題を検討するために意見を述べ合うこと」です。

「討論」は、特定の場で互いの意見・論を戦わせることです。

それに対し「討議」は、色々検討を重ねることにより最終的に何らかの結論・決議へと導こうとすることです。

「ディスカッション」は、「討論」と同じ意味で使われます。

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