「夫」と「主人」と「亭主」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

「夫」は、妻を持つ男のことです。

英語では「a husband」「the master of a house」で表されます。

「主人」は、妻が夫を指していう言葉です。

英語では「the head of a family」「my husband」「one’s master」「the owner」「the host」で表されます。

「亭主」は、夫や宿のオーナー、茶事を主催する人をいいます。

英語では「one’s husband」「an owner」「a proprietor」「a host」で表されます。

「茶会の亭主をつとめた」は「He acted as the host of the tea ceremony. 」です。

「夫」の意味

「夫」は、結婚した男女のうち男性の方を指します。

妻を持つ男のことです。

婚姻関係に於いて、男子を指します。

反対語は「妻」です。

以下のように使います。

あの人は若くして夫を亡くした 夫が単身赴任している

☆関連語
「夫君」は、他人の夫を敬って言う言葉です。

自分の配偶者については使いません。

「夫君も御一緒にお出かけください」のように使います。

「宅」「内の人」「宿六」は、自分の夫を表す言葉です。

相手の夫について使うことはできません。

「宿六」は、親しみを込めた言い方、あるいは卑しい言い方です。

「宅に相談してみます」「内の人は細かいところまで気が付く」「内の宿六は大酒飲みだ」のように使います。

「主人」の意味

「主人」は、以下のような意味です。

①一家の主です。

②人を貴んで言う言葉です。

③妻が夫を指していう言葉です。

④客に対してこれをもてなす人です。

⑤その者が仕えている人です。

以下のように使います。

ご主人はお元気ですか 旅館の主人 主人に忠実な家臣 主人と相談してお答えします
主人持ち 主人公 主人顔 主人は外出しています

「亭主」の意味

「亭主」は、以下のような意味です。

①一家の主です。

特に、宿屋や茶店などの主を指します。

②「夫」「良人」のことです。

③茶の湯の客に対して茶を点じ接待する主人をいいます。

茶事を主催する人です。

以下のように使います。

うちの亭主はい毎日朝帰り 亭主の尻をたたく 亭主関白

☆husband
原義は「一家を治める人」→「主人」→「夫」のように変化しました。

名詞の意味は「夫」です。

他動詞の意味は「時間・金・資源などを節約する」「大切に使う」です。

「彼女は少ない貯金を大切に使う」は「She husbands her small savings. 」です。

「夫」は 妻を持つ男のこと、「主人」は 妻が夫を指していう言葉、「亭主」 は夫や宿のオーナー、茶事を主催する人をいいます。

「夫」「主人」「亭主」「旦那」「ハズ」は、類語です。

「夫君」「宅」「内の人」「宿六」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「夫婦のうちの男性の方・男性の配偶者」です。

「夫」「ハズ」は、自分の配偶者についても、第三者の配偶者についても使います。

ただし、話し相手の配偶者については使いません。

「夫」は「良人」とも書きます。

「夫」「主人」が一般的によく使われます。

「主人」は、元来上下・主従の関係を表す言葉です。

「亭主」「旦那」は、本来敬意をこめた言い方です。

しかし、現在では、自分の夫を表す場合にはややくだけた意味合いで使われます。

「主人」「亭主」「旦那」は「男性の配偶者」という意味です。

他に「一家の中心人物・世帯主」という意味もあります。

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