「十字路」は、十字に交差している道路です。
英語では「crossroad」で表されます。
「十字路に立つ」は「stand at a crossroad」です。
「四つ辻」は、道が十字に交わっている所です。
英語では「十字路」と同様に「crossroad」で表されます。
☆「crossroad」
名詞です。
「十字路・交差点」「交差道路」「岐路」「中心地・要地」という意味です。
「二つ目の十字路を左に曲がってください」は「Turn left the second crossroads. 」です。
「交差点で右に曲がってください」は「You turn right at the crossroads. 」です。
「十字路」の意味
「十字路」は、十字に交差している道路です。
道が十字に交差した所です。
「四つ辻」と同じ意味です。
以下のように使います。
道が十字路になっている 十字路で待ち合わせる 十字路で右折する
☆路の漢字
字義は「みち」「旅する」「大きい・正しい」「つかれる・やぶれる」「表わす」「天子の車」「行政区の名前」です。
解字では、「足+各」で構成されます。
「各」の部分は「至る」を表します。
これらにより「人が歩き至るとき」を表し「道」を意味します。
「四つ辻」の意味
「四つ辻」は、以下のような意味です。
①道が十字に交わっている所です。
「つじ」「四つ角」「十字路」と同じ意味です。
②相撲で、まわしの背後の縦横の結び目をいいます。
以下のように使います。
四つ辻で待ち合わせる 四つ辻を右折する
☆辻の漢字
「辻」は国字(日本で作られた漢字)です。
字義は「つじ」です。
「十字路・交差点」という意味と「道端・路傍」という意味を含みます。
解字では、「?(?)+十」で構成されます。
「?」の部分は「分かれ道」の象形です。
「十」の部分は「十字路」を表します。
これらから「つじ」を意味します。
☆関連語
「三叉路・さんさろ」は、三又になっている道です。
一点で三方に分かれている道です。
「丁字路」は、丁字型になっている道です。
「T字路」と書く場合があります。
「追分・おいわけ」は、街道が左右二つに分かれている場所です。
元々は「牛馬を追い分ける所」という意味です。
各地に地名として残っています。
「信濃追分」のように使われます。
「曲がり角」は、折れ曲がって角になっている所です。
また、新しい様相・状態に変わる変わり目をいいます。
「あそこの曲がり角で待っていなさい」「人生の曲がり角」のように使います。
「十字路」は 十字に交差している道路、 「四つ辻」は 道が十字に交わっている所です。
「十字路」「四つ辻」「四つ角」「交差点」は、類語です。
「三叉路・さんさろ」「丁字路」「追分・おいわけ」「曲がり角」は、これらの言葉の関連語です。
共通する意味は「道が交わっている所」です。
「十字路」は、道がどのように交差しているかに注目した言葉です。
一方、「四つ辻」は、道の交差した場所に注目した語です。
「十字路」「四つ辻」「四つ角」は、二本の道が十字に交差していることを表します。