「透かさず」と「直ちに」の違い・意味と使い方・由来や例文

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透かさずは「間髪を入れずということ、すぐにと言うこと。」

「直ちに」と言い換えると分かりやすい。

直ちには「間を空けないこと、すぐにと言うこと」。

「直ぐに」と言い換えると分かりやすい。

「透かさず」は会話の途中で間髪を入れず割込み発言をすることです。

「直ちに」は言われたことに対して、直ぐに行動を起こすことです。

「透かさず」は会話にタイミングよく割り込むこと

「透かさず」は「透かす」の否定形ですから、「透かさないこと」となります。

「透かす」は「光を通してみること」ですが、「隙間を空けること」と言う意味もあります。

「隙間を空けないこと」は、つまり、時間を空けないこと、間髪を入れないことなどの意味になります。

会話や行動で何かに反応して、タイミング良くすぐに言動を始めることを言います。

「直ちに」はすぐと言う意味

「直ちに」は言われたことに対して、すぐさま行動を起こす様子を言います。

「直ぐに」と言う言葉を丁寧に、公式に言った言葉です。

「政府は直ちに救援隊を派遣した」「直ちに、仕事に取り掛かります」「国会答弁で大臣は言い間違えに気が付き、直ちに訂正を行った」「直ちに退去しなさい」「直ちに立ち退きをしなさい」など、ビジネスや公の場で良く使います。

「透かさず」はタイミング、「直ちに」は即刻と言うこと

「透かさず」も「直ちに」も行動を起こすことですが、「透かさず」はタイミング重視の言葉になります。

「人が説明をしているときに間違えていた場合、タイミング良く透かさず訂正の言葉を挟むこと」「発言で言い間違いがあった時、透かさずそうではなくこうですね、と言うことです」「直ちに」は「即刻、即時、素早い反応」と言う意味合いが強い言葉です。

「透かさず」と「直ちに」とは

どちらも言動について、間髪を入れずすぐさま起こすことですが、「透かさず」は会話に良く使い、「直ちに」は行動に良く使います。

「仲間内の会話で透かさずヤジを飛ばす」「口喧嘩で透かさず言い返す」などと使います。

「直ちに」はビジネス会話や公的会話に使われ、行動を即刻、即時に起こすことを言います。

「直ちに現地に派遣いたします」「直ちに訂正させます」などと使います。

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