感情は「突発的に起きる人間の心情のこと」突発的に本能的に起きるもののため、時間の経過によってすぐに消える場合がほとんどです。
気持ちは「時間の経過によって少しずつ生じてくる人間の心情のこと」。
時間の経過によってすぐには消えず、かつ変化する可能性を持っているので、そこが感情との大きな違いになると言えます。
「感情」の意味
感情というのは、人間に想起する突発的な心情であり、本能的に起きるものを指しています。
基本的には割とすぐに心の中から消えるものであり、容易に忘れることがしやすい心情とも言えます。
感情は人間にとって、元々は防衛本能による危険信号とも言えるものなので、人間が自らコントロールして、特定の感情を制御するようなことはできません。
「気持ち」の意味
気持ちというのは、人間に想起しうる心情のうち、徐々に心に芽生えてくるものになります。
また、時間が経過しても消えるとは限らず、場合によっては変化していくものでもあるのです。
例えば、特定の人が気になりだして、好きになっていくような過程がありますが、これは時間が経過しても消えない心情かつ変化する心情ということになります。
「感情」と「気持ち」の用法や用例
「嫌いな食べ物を見ると、私は無意識に嫌な感情が芽生えてしまう。
どうしても食べたくないと思ってしまうんだよな。
でも、それを食べてしまうと嫌な感情はすぐに消える。
」
「あの人が好きだという気持ちをずっと抱えたままだ。
告白する勇気がないので、この気持ちが消えることはこの先もないのかもしれない。
そう思うと胸がはちきれそうだ。
」
感情は短期、気持ちは長期
感情というのは突発的に起きるもので、時間が経てばすぐに消える、忘れることができる心情と言えるでしょう。
しかし、気持ちは割と長期間続くもので、ときには変化するものになります。
したがって、感情と気持ちの最も大きな違いは短期か、長期かという部分になり、そこが見極めるポイントのうえで大きな基準と言えるでしょう。