「ベランダ」と「バルコニー」と「テラス」の違い・意味と使い方・使い分け

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これらの言葉の共通する意味は、「建物の外側に張り出した室内から出入りできる平らな台」です。

「ランダ」は、建物の外に張り出した屋根のある台です。

屋根付きバルコニーのことです。

多くの場合、日本では二階以上のものを指します。

「バルコニー」は、建物の二階以上の壁から外へ張り出した屋根のない手すり付きの台のことです。

または、劇場の二階以上の客席もこのようにいいます。

「テラス」は、一階の床と同じ高さで、屋外にはりだした屋根のない台です。

または、登山に於いて、岩壁の途中にある狭い棚状の部分をいいます。

「ベランダ」の意味

日本語では、「露台」「縁側」「濡れ縁」のことです。

夏の季語です。

西洋建築に於いて、家屋の外側に張り出した縁側を言います。

通常、居間・応接間に接し、屋根・手すりを備えています。

「ベランダで涼む」「ベランダからアルプスが見える」のように使います。

類語には、「バルコニー」「テラス」があります。

共通する意味は、「建物の外側に張り出した室内から出入りできる平らな台」です。

「バルコニー」の意味

①西洋建築に於いて、階上の室外に広く張り出した屋根のない手すり付きの台のことです。

「露台」とも言います。

②劇場の二階席のことです。

桟敷とも言います。

「バルコニーに出る」「女優がバルコニーに立つ」のように使います。

ルネサンス期、フレンチ・ウインドー(床まで開く長い窓)が流行し、その外側に安全のために手すりを設けたことから発展しました。

「テラス」の意味

①西洋建築に於いて、家屋から床と同じ高さで庭に張り出した台状の部分のことです。

日本語では、「露台」「露壇」と言います。

通常、屋根はありませんが、植物をはわせたり簀の子を使ったりして適度に日陰を設けます。

休息や飲食の場所として使われます。

②「段丘」「壇」のことです。

岩璧にある棚状の場所を言います。

「テラスに出る」「テラスに鉢を置く」のように使います。

テラスの数え方は、「面」を用います。

テニスのコートのように「一面」「二面」と数えます。

まとめ・「ロミオ、貴方はなぜロミオなの?」

このセリフは、「ロミオとジュリエット」の劇中に於いて、バルコニーの場面でジュリエットによって告白される有名な愛の言葉です。

「ロミオとジュリエット」は、英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアによって書かれました。

初演は、1595年ごろと云われています。

現在、この話のモデルになったヴェローナの街には、多くのロミオファンやジュリエットファンが訪れます。

彼女が暮らしたとされる屋敷の二階には、小さなバルコニーが確かにあります。

しかし、これは最初からあったのではなく シェークスピアの「ロミオとジュリエット」があまりに有名になったため 後に設置されたということです。

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