「乱入」と「侵入」の違い・意味と使い方・使い分け

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乱入は「建物などにある程度の人数で不当に入っていく状況のこと」。

なだれこむような状態で、一定の人数をともない不当に入っていく状況のことを指します。

侵入は「特定の人間が不当に建物などに入っていく状況のこと」。

大勢ではなく、かつ気付かれないように静かに入っていくという特徴を持っていると言える言葉なのです。

「乱入」の意味

乱入というのは、特定の人間ではなくてある程度まとまった人数の一団が特定の建物などに入っていく状況であり、そのエリア内に入る権限がないようなときに使われます。

そして、大胆に行われ、なだれこむような様が特徴となっているので、ばれないように忍び込むといった状況が確認できないようなときに使う言葉と言えるのです。

「侵入」の意味

侵入というのは、一般的に個人が特定の建物内などに不当に入ることを意味しており、そのエリア内に入る権限がない人間によって行われたときに使います。

入る様子を誰にも気づかれないように、こっそりと行うようなときに使われ、侵入をした瞬間というのはたいてい誰にも気付かれておらず、後からその事実を知るというケースが多いのです。

「乱入」と「侵入」の用法や用例

「デモ隊がついに国会に乱入したらしい。

この国でもそういうことが起きるようになったか。

あれだけ大人数がいると、止めるのは大変だろうな。

「深夜に近所の家に何者かが侵入したらしい。

住人は寝ていて気付かなかったらしいが、空き巣ではなくてそういう泥棒もいるってことだよな。

家にいても常に用心しないといけないよ。

乱入と侵入は規模とスタイルの違い

乱入は複数人、またはかなりの大人数という状態で、堂々と不当に特定のエリア内に入っていく状況のことを指しています。

しかし、侵入は基本的には単独で、静かにばれないように特定のエリア内に不当に入っていく状況のことを指しています。

したがって、明らかな違いがあるので、両者の使い分けはそこまで難しいとは言えないでしょう。

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