「乱暴」と「がさつ」と「野蛮」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「乱暴」は、暴力をふるうことです。

英語では「rough」「violent」で表されます。

「ならず者たちが彼に乱暴を働いた」は「The hooligans roughed him up. 」です。

「乱暴者」は「a rowdy」「a ruffian」「a rough」です。

「がさつ」は、言動が粗暴で、ぞんざいなさまです。

英語では「rough」「rude」で表されます。

「彼は態度ががさつなために嫌われている」は「He is disliked because of his rude manners. 」「His unrefined manners put people off. 」です。

「がさつな言葉」は「rough words」「rough speech」です。

「野蛮」は、粗野で乱暴なことです。

英語では「barbarian」「barbarous」「savage」「uncivilized」で表されます。

「未開の」という意味の場合「barbarian」を使います。

「未開で無教養な」という意味の場合「barbarous」「savage」です。

「無教養な・無礼な」という意味の場合「uncivilized」です。

「野蛮人」は「a barbarian」「a savage」です。

「乱暴」の意味

「乱暴」は、以下のような意味です。

①荒々しいふるまいをすることです。

暴力をふるうことです。

②粗雑であることです。

以下のように使います。

乱暴なやり方 乱暴な男 言葉遣いが乱暴だ 乱暴狼藉
乱暴な性格 乱暴に戸を閉める 乱暴な行為 乱暴者

<乱暴狼藉>
荒々しくふるまい、他人に危害を加えるさまです。

「酔って乱暴狼藉におよぶ」のように使います。

「がさつ」の意味

「がさつ」は、言動が粗暴で、ぞんざいなさまです。

言動が荒っぽく細かいところに気が回らないさまです。

反対語は「繊細・せんさい」です。

以下のように使います。

がさつな食べ方 がさつ者 がさつな性格 がさつな行為
彼のやり方はがさつだ 態度ががさつで嫌われている

<繊細>
か細く優美なさまです。

ちょっとしたことにも感じやすいことです。

英語では「refine」で表されます。

「refine」は「上品な」「洗練された」という意味です。

「野蛮」の意味

「野蛮」は、以下のような意味です。

①文化が開けていないことです。

②粗野で乱暴なことです。

以下のように使います。

野蛮なふるまい 野蛮な風習 野蛮な性格

<関連語>
「手荒・てあら」は、扱い方にやさしいところがないさまです。

「女性に手荒なまねはするな」のように使います。

「手荒い」は、扱い方が乱暴なさまです。

「手荒い歓迎を受ける」のように使います。

「粗野」は、言葉遣いや振る舞いが洗練されていないさまです。

反対語は「優雅」です。

「粗野な言動」のように使います。

「乱暴」は 暴力をふるうこと、「がさつ」は 言動が粗暴でぞんざいなさま、「野蛮」は 粗野で乱暴なことです。

「乱暴」「がさつ」「野蛮」は、類語です。

「手荒・てあら」「手荒い」「粗野」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「行動や性格にやさしいところが無いさま」です。

「乱暴」は、粗野な行為をすることです。

「乱暴を働く」のように使います。

「がさつ」「野蛮」は、多くの場合、性格やその性格よって引き起こされる行為についていいます。

「がさつ」は、言葉遣いや行為に細かい配慮が欠け、洗練されてないさまをいいます。

「野蛮」は、無教養で基本的な作法をわきまえていないさまをいいます。

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