「後塵を拝する」と「後手を踏む」の違い・意味と使い方・由来や例文

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後塵を拝するは「地位が高い人を見て羨ましいと感じる、他人に先んじられること」。

つまり、自分が誰かよりも劣っていると認識しているシーンで使う言葉です。

後手を踏むは「先を越されたことで不利な状況となること」。

後塵を拝するの一部の意味と似ていると言えるでしょう。

たまに使用される言葉になると評価できると思われます。

「後塵を拝する」の意味

後塵を拝するとは、地位が高い人を見て羨ましいと感じる、他人に先んじられることです。

どちらの意味でも使う言葉であるため、両方とも覚えておきましょう。

基本的には他人と比べたときに、自分が劣っていると感じられるシーンで使用する表現になります。

それなりに有名な言葉なので、知っている人はそこそこいるんじゃないかと思われます。

「後手を踏む」の意味

後手を踏むとは、先を越されたことで不利な状況となることです。

他人に先に何かをされたときに、それによって自分が不利な状況となっているケースで使う言葉になります。

他人に先んじられるという状況なので、後塵を拝するに近い意味と評価できるでしょう。

意味の違いはそれほどないと言えるのではないかと思われる状況です。

「後塵を拝する」と「後手を踏む」の用法や用例

「あの人はどんどん出世をしていくが、俺はそういった状況にはならない。

完全に後塵を拝する状況になっているな。

ただ、羨ましいと思っても何も変わらないけど。」

「後手を踏むとどうしても不利な状況となる。

しかし、すでにそういう状況となった中では、挽回するのは非常に難しいと言えるだろう。

やはり先手を取ることは重要なんだな。」

後塵を拝すると後手を踏むは同じ意味を持っている

後塵を拝すると後手を踏むについてはともに他人に先んじられるという意味があり、そういった部分は共通していると言えるでしょう。

したがって、両者はそれなりに意味が近いですし、同じような場面で使用することができると言えます。

ともにそこそこ有名な表現になるので、たまに見聞きする可能性があるのではないかと思われます。

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