「石英」と「石英ガラス」の違い・意味と使い方・由来や例文

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石英は「自然界で出来た二酸化ケイ素の結晶体のこと」。

「水晶」と言い換えると分かりやすい。

石英ガラスは「人工的に二酸化ケイ素から造られた製品のこと」。

「透明ガラス」と言い換えると分かりやすい。

「石英」は自然界に結晶として存在し、特に透明度が高い六角柱の結晶を「水晶」と呼んでいます。

人工的にも造られ、耐薬品性がある二酸化ケイ素のガラスのことを「石英ガラス」と言います。

「石英」は水晶のこと

「石英」はすべてが「水晶」ではありませんが、六角柱の透明な結晶体を言います。

鉱山の中できらきら光る花の房のように見えることから「石英」と名付けられたという説があります。

「石英」は英語では「クオーツ」と言い、和名では様々な言い方があります。

「玻璃、玉髄、碧玉、砂金石、珪岩」など。

実際は半透明なものが多く、赤や縞模様、緑、紫などの石もあります。

「石英ガラス」は透明なガラス

「石英ガラス」は不純物がなく純粋な二酸化ケイ素から造られる特殊なガラスのことで、透明度が高く、耐薬品性や耐熱性に優れています。

照明や光学レンズ、理化学用品などの分野に応用されていますが、また、身近な存在として半導体や液晶、光ファイバーにも利用されています。

人工的に造られる「水晶」と言ってもよいものです。

「一般ガラス」と「石英ガラス」と「水晶」の違い

いわゆる「一般ガラス」も実は二酸化ケイ素が原料となって造られています。

「珪砂」と呼ばれる二酸化ケイ素の砂のことで、ガラスの大半の原料になっています。

「ガラス」は珪砂にソーダや石灰などを入れて造られます「石英ガラス」は二酸化ケイ素のみで造られるガラスになります。

「水晶」は自然界で長い年月をかけて創られる透明度の特に高い二酸化ケイ素の結晶体のことを言います。

「石英」と「石英ガラス」とは

「石英」は自然界に存在する不純物を含んだ二酸化ケイ素の結晶のことです。

不純物により、赤や緑、紫、島模様などがあります。

透明度が高い六角柱の結晶は「水晶」と呼ばれ、古くは「玻璃」などといわれていました。

「石英ガラス」は二酸化ケイ素から造られる人工的なガラスで、利用範囲は多岐に亘ります。

液晶、半導体、光ファイバーなどがありますが、広く光学や理化学の分野でも使用されています。

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