「さようなら」と「失礼します」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

さようならは「別れ際の挨拶言葉のこと」。

「別れ言葉」と言い換えると分かりやすい。

失礼しますは「別れ際の挨拶のこと、何か許しを得る時の掛け言葉のこと」。

「別れ挨拶」と言い換えると分かりやすい。

「さようなら」はしばしの別れの場合でも永久の別れの場合でも使われます。

「失礼します」も別れ言葉ですが、普通は軽く相手の許諾を得る場合に使います。

「さようなら」は「左様ならば」のこと

「さようなら」と普通に使いますが、語源を知るとなぜそのように言うのか分かります。

本来は「左様ならば、そうであるのならば」と言うことで、「それでは、後程」「それじゃ、また」「じゃ、今度」など後の言葉に接続するための接続詞なのです。

それが別れ際の挨拶として独立したのです。

世界的に見ても別れの挨拶としては、異質の言葉になります。

「失礼します」は目上の人に対する別れの挨拶

普通、目上の人には「さようなら」とは言わず「失礼します」と言います。

「さようなら」はなぜか言いづらい言葉になります。

つまり、別れると言う行為は相手に対して失礼になると考えるからなのでしょう。

相手の許諾を得るために「失礼します」を使うのです。

同様に相手に軽く許しを得る場合にも使われます。

「失礼します、と人のいる部屋に入る」と使います。

「さようなら・失礼します」など世界に見る別れの挨拶とは

中国では「再会」、アメリカ・イギリスなどでは「グッドバイ」、フランスの長の別れは「アデュー」つかの間の別れは「オゥホウヴァ」、ドイツでは「チュース、アウフヴィーダーセーエン」、イタリアは「アリヴェデルチ」、スペインでは「アディオス・チャオ」などとなります。

日本の「さようなら」のような接続詞はありません。

「さようなら」と「失礼します」とは

どちらも別れ際に発する言葉ですが、「失礼します」は目上の人にのみ使います。

本来「さようなら」は「左様ならば、そうであるのならば、それでは」と言う意味の接続詞でしたが、独立した挨拶言葉になっています。

「失礼します」は相手に軽く許諾を得る場合に使います。

「失礼します、入ってよろしいでしょうか」「前を失礼します」などと使います。

最新の記事はこちらから