「個人差」と「個体差」の違い・意味と使い方・由来や例文

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個人差は「個人間における違いのこと」。

基本的には人間に対して使っていきます。

複数の人間がいれば、少なからず違いはあると言えるでしょう。

身体的特徴や能力などの差として使われることが多いです。

個体差は「同じ種類の生物における個体ごとの差のこと」。

それぞれの生物ごとに使っていきます。

生物全般に使用できる言葉です。

「個人差」の意味

個人差とは、個人間における違いのことです。

個人個人でいろいろな違いがあるはずですが、そういった部分に対して使っていく表現になります。

一般的には身体的特徴や能力などの面で使われやすいです。

実際、個人差は日常的に実感するものと言え、いろいろな部分において私たちは個人差を認識していると言えると思われるのです。

「個体差」の意味

個体差とは、同じ種類の生物における個体ごとの差のことです。

生物に関して、種類は同じではあるものの、それぞれの個体ごとに何らかの差が見られる場合があります。

これは人間に関しても同様であり、人間を含めていろいろな生物に対して使用できる表現になるのです。

個人差と比べると、より多くの場面で使うことができる言葉になります。

「個人差」と「個体差」の用法や用例

「筋トレをすれば、徐々に筋肉がついてくるはずだ。

ただ、個人差があるから、全員が同じようにとはいかないと思う。

そういった部分は理解しておいてほしい。」

「いろいろな生物ごとにどうしても個体差がある。

人間だってそうだが、例えば身体が大きい人、小さい人がいる。

そういった違いが生まれるのが生物と言えるのだろう。」

個人差と個体差は微妙に意味が違う

個人差と個体差に関しては表記はかなり似ていますが、意味は全く同じではありません。

基本的に個人差は人間に対して使われることが多いですが、個体差は生物全般で使えます。

したがって、両者はそういう部分で区別をしていくといいのです。

両方ともそれなりに見聞きする可能性がありますから、意味はきちんと理解しておきましょう。

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