「目の前」と「真ん前」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

目の前は「見ているすぐ前方のこと」。

「前方近く」と言い換えると分かりやすい。

真ん前は「対象の真正面の位置のこと」。

「真正面」と言い換えると分かりやすい。

「目の前」も「真ん前」も自分から見て至近距離の場所のことを意味します。

「目の前」は距離が近いことに重点があり、「真ん前」は位置の近いことに重点がある言葉になります。

「目の前」は見ている正面ののこと

「目の前」と言う言葉は、見ている正面の範囲でのことと言う意味です。

目で何かを目撃した状態を言います。

「目の前で交通事故が発生した」「目の前で雷が落ちたのを目撃した」「目の前にある一時停止の標識が見えなかったのかと、交通取り締まり警官に言われた」「目の前の出来事」「目の前に現れる」「貧血で突然目の前が暗くなる」などと使います。

「真ん前」はすぐ前と言うこと

「真ん前」は真正面近くの位置関係を言う言葉です。

「家の真ん前にバス停がある」「バス停の真ん前に歯医者がある」「家の玄関はすぐ真ん前の道路に面している」「家の真ん前に並木がある」「人の真ん前に立つな」「保育園の幼児達が真ん前を通った」「芸能人が真ん前にいた」「真ん前の家に泥棒が入ったそうだ」などと使います。

「目の前」と「真ん前」は少し違う

「目の前」は見ている正面の範囲のことを言い、「真ん前」は正面近くの場所のことを言います。

「範囲」と「位置・場所」の違いと言えます。

しかし、同じ意味でも使っていることばです。

「目の前で事故があった」「真ん前で事故があった」は同じことを言っています。

「真ん前」は当然「目の前」のことですから、どちらも「正面」で共通しています。

「目の前」と「真ん前」とは

「目の前」は目視できる正面の範囲のことです。

「真ん前」は正面に位置しているということです。

「目の前の出来事」「目の前に現れる」「目の前が暗くなる」「目の前に人が立つ」などと使います。

一方「真ん前」は「バス停の真ん前に歯医者がある」「自宅の真ん前が火事になる」「真ん前が道路だ」「真ん前に芸能人がいた」などと使います。

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