増強は「益々強くなること、働きを強めること」。
基本的には力をつけるなどの意味で使われますが、設備を充実させる、人員を増やすなどの意味でも使用されることがあります。
増大は「増えて大きくなること」。
目に見えるものに対して使うこともあれば、目に見えないものに対して使うこともあります。
そこはポイントであると言えるでしょう。
「増強」の意味
増強とは、益々強くなること、働きを強めることです。
特定の対象に関して、能力が上がるとか、働きが活発になるなどの意味で使っていきます。
ただ、いろいろなシーンで使用できる言葉なので、増強に関しては意味がかなり多用途評価できます。
設備面が充実する、人員が増えるなどのケースでも使えますし、多くの場面で使用しやすい表現になるのです。
「増大」の意味
増大とは、増えて大きくなることです。
何かのものの数量などが多くなること、つまり増える状況があったときに使われる表現と言えるでしょう。
一般的には何らかのものの数量などが増えたときに使われる言葉なので、いろいろなシーンで使用できます。
日常的に使用できる場面は多く、馴染みを感じやすい表現になるのえはないかと思われるのです。
「増強」と「増大」の用法や用例
「設備を増やしたから、今まで以上に生産量は上がるだろう。
こういった形で会社を大きくしていくことも大切だ。
ときには設備の増強のためにお金を使わないとな。」
「慣れない環境下においては不安が増大する傾向にある。
こういった状況は多くが少なからず経験するものであり、そんなに特別な状況とは言えないんじゃないかと思う。」
増強と増大は使用する場面が異なる
増強と増大については表現としては似ていますけど、使用する場面は同じではありません。
増強は何かしらの能力が上がる、働きが強まるといった意味で使う言葉になります。
しかし、増大は何かが増える、大きくなるというケースで使っていく言葉になります。
だから、両者はそういった部分で区別をしていくといいのではないかと思われます。