「物」と「品」の違い・意味と使い方・由来や例文

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物は「有形無形のものすべての存在をするもののこと。」

「物体」と言い換えると分かりやすい。

品は「整理や区別されたもののこと」。

「品物」と言い換えると分かりやすい。

無形でも存在をしているものは光や電気、電波、音などがあります。

「品」は原義では区別されたものという意味ですが、「品物」「製品」「上品」「品質」などと使われ、様々な意味を持つ言葉です。

「物」は存在をしているものすべてのこと

「物」は世の中にあり存在が確認されているものすべてのことを言います。

たとえ目に見えなくとも、存在が確認されているものでも「物」と言えるのです。

「物体」「物品」「万物」「物理」「人物」「異物」「私物」「食物」「植物」「動物」「鉱物」「生物」「書物」「荷物」「風物」「産物」「実物」「作物」「名物」「静物画」「博物館」などと使います。

「品」は「物」のこと

「品」は「品物・物品・商品・製品・用品・備品」というように「物」のことを言い、他には「品格・品位・品性・上品・下品・気品」などと備わっている価値のことも言います。

その他に「食品・作品・出品・部品・納品・粗品・景品・金品・薬品・遺品・珍品・品評会・品詞・品目・品質・品行方正・廃品回収・一品」などの熟語があります。

「物」と「品」の区別

「物」は「存在」に重点があり、「品」は「どのような物」「物をどのようにするのか」など「物の使い方」に重点があるように思われます。

存在としての「物」は「動物・植物・鉱物・万物・生物・風物」など。

「品」の「どのような物」では「食品・作品・廃品・金品・粗品・薬品」など。

「どのようにするのか」では「納品・品評・品行・出品」などがあります。

「物」と「品」とは

「物」と「品」は同じ意味もありますが、「物」は存在していることに重きがある言葉です。

それ以外の意味では「人のこと・人物」「事柄のこと・禁物」「探すこと・物色」「死ぬこと・物故」などがあります。

「品」は「物を説明」しています。

「食べる物・食品」「粗末な物・粗品」など。

その他「物の価値・上品・下品・品評・品定め」などがあります。

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